JIS X0170:2020 pdfダウンロード
JIS X0170:2020 pdfダウンロード。システムライフサイクルプロセス Systems and software engineering-System life cycle processes
1. 適用範囲
この規格は,人が作り出すシステムのライフサイクルを記述するためのプロセス記述の共通的な枠組みについて規定する。この規格は,エンジニアリングの視点から一そろいのプロセス及び関連する用語を定義する。これらのプロセスは,システムの階層構造のどのレベルにも適用可能である。これらのプロセスから選定された集合は,システムのライフサイクルの段階を管理及び実行するために,ライフサイクルを通じて,適用することができる。これは,顧客満足を達成するという最終目標をもつ,対象となる全ての利害関係者の参加を通して達成される。
この規格は,組織内又はプロジェクト内で使用するシステムライフサイクルプロセスの定義,制御及び改善を支援するプロセスも規定する。
組織及びプロジェクトは,システムを取得及び供給する場合にこれらのプロセスを使用することができる。
この規格は,人が作ったシステム,すなわち,次に示すシステム要素のうち一つ以上のもので構成されるシステムに関するものである。それは,ハードウェア,ソフトウェア,データ,人,プロセス(例えば,利用者にサービスを提供するプロセス),手順(例えば,操作指示書),設備,資材及び自然に発生するものを指す。
システム要素がソフトウェアである場合は,そのシステム要素を実装するのに,ISO/IEC/IEEE 12207で規定するソフトウェアライフサイクルプロセスを使用してもよい。この規格とISO/IEC/IEEE 12207とは,単一のプロジェクト又は単一の組織で併用できるように調和がとられている。 注記1 対応国際規格中で記載されるISO/IEC/IEEE 12207ソフトウェアライフサイクルプロセスは,この規格と同時に改正作業が開始された,ISO/IEC/IEEE 12207:2017を指しており,JIS X 0160:2012(ISO/IEC 12207:2008)の改正版であるので,この規格ではISO/IEC/IEEE 12207の国際規格番号で表記している。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO/IEC/IEEE 15288:2015,Systems and software engineering−System life cycle processes(IDT) なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”ことを示す。
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