JIS A9501:2019 pdfダウンロード
JIS A9501:2019 pdfダウンロード。保温保冷工事施工標準 Standard practice for thermal insulation works
3.3 保冷 常温以下の物体を被覆し侵入熱量を小さくすること又は被覆後の表面温度を露点温度以上とし,表面に結露を生じさせないこと。
3.4 保冷材 保冷の目的を果たすために使用される材料。一般に低熱伝導率かつ低透湿率の材料。
注記 JIS A 0202の定義を変更している。 3.5 防露 保冷の一分野で,主に0 ℃以上常温以下の物体の表面に結露を生じさせないこと。
注記 JIS A 0202の定義を変更している。
3.6 防露材 防露の目的を果たすために使用される材料。
3.7 管内水の凍結防止 保温の一分野で,内部流体(一般的に水)が静止状態にある場合,一定時間凍結を防止すること。
3.8 保温カバー 織物,金属薄板などの外装材の内側に保温材を取り付け,一体化したもの。
3.9 断熱布団 JIS A 9504に規定する人造鉱物繊維保温材を芯材として,ガラスクロスなどの各種織布で布団状に被覆した保温材。
注記 断熱布団は断熱フトンともいう。
3.10 周囲温度 被保温体が置かれた環境で,直射日光などの他の熱源の影響を受けない箇所の温度。
3.11 継手 配管の接続などに使用される材料。エルボ,T,レジューサなどの総称。
3.12 ひじ継ぎ 小口径の曲がり部の施工で保温材と外装材とを直角に突き合わせる施工方法。
3.13 はぜ掛け 2枚の金属板の端を折り曲げ,引っ掛け合わせて継ぎ合わせた部分又は施工方法の総称。
3.14 ボタンパンチはぜ
一方の金属板の端を二重に折り返しその隙間に,他方の金属板の端を爪出し加工したものを差し込み,引っ掛け合わせて継ぎ合わせた部分又は施工方法の総称。
3.15 びょう(鋲) 鋼板製座金に保温材の厚さに応じた長さの釘を植え付けたもので,スポット溶接又は接着剤で機器又はダクト表面に取り付け,保温材を支持するもの。
注記 びょう(鋲)は保温止めピンともいう。 3.16 えび継ぎ 配管曲がり部に対し保温材と外装材とを切断し取り付け,えび状に仕上げる施工方法。
3.17 成形エルボ あらかじめ,配管の曲がり部の形状に加工又は成形した保温材。
3.18 経済的な保温厚さ 1年間の施工価格と放散熱量相当の熱量価格との金額の和が最小となるときの保温厚さ。
3.19 熱量価格 熱量を得るために必要な燃料費,設備償却費,運転経費を含む1年間に発生する総費用を1年間の総発熱量で除したもの。
3.20 施工価格 単位数量当たりの工事費を1年間に償却する費用。
3.21 アルミホイルペーパ JIS H 4160に規定する0.007 mm以上のアルミニウムはく(箔)にクラフト紙を接着したもの。
3.22 樹脂製整形エルボ 繊維質保温材を配管のエルボ部に取り付けた際,形を整えるための材料。そのままで,仕上げとする場合と,更に外装材を巻く場合とがある。
3.23 樹脂製化粧カバー 合成樹脂を使用したJIS A 1322に規定する防炎2級に合致する樹脂製外装カバー。 3.24 ゴム系外装材 クロロスルホルン化ポリエチレン(CSM)ゴムなどをシート加工した外装材。
3.25 金属樹脂積層外装材 機械的強度をもつアルミニウムなどの金属はく(箔)と樹脂フィルムとを積層(ラミネート)したもの。
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