JIS A6112:2019 pdfダウンロード
JIS A6112:2019 pdfダウンロード。住宅用両面粘着防水テープ Waterproof pressure sensitive adhesive double coated tapes for housing
5.3.2 被着体
被着体は,JIS A 6111に規定する外壁用透湿防水シートB又はこれと同等以上の品質をもつ構成が異なる2種類[単層シート3)及び複層シート4)]を用いる。また,防水テープとの貼合せ面は,被着体である透湿防水シートの裏面5)とする。
注3) 単層シートとは,透湿防水シートの中でフラッシュスパン製法によって0.5〜10 μmのポリエチレン極細繊維が無作為に積層され,単層で防水層となっているものをいう。フラッシュスパン製法とは,繊維を高圧で紡糸し,それを動いているベルト上に,くも(蜘蛛)の巣状に積層し,繊維を熱及び圧力だけで結合させる製法である。
4) 複層シートとは,補強用繊維と多孔質フィルム(防水層)との複層構造になっているものをいう。
5) 透湿防水シートは,通常,表面(住宅施工時外側)と裏面(住宅施工時内側)とを識別するために,市販品の表面には,製造業者,製品名,JIS規格番号などが印刷されている。防水テープとの貼付け面は,実際の使用方法と合わせて,裏面とする。
5.4 試験板及び被着体の清浄方法 SUS研磨板,米つが(栂)板及び透湿防水シートの各清浄は,5.4.1〜5.4.3による。 なお,清浄後は,温度23±2 ℃,相対湿度(50±5) %の雰囲気中に5分以上静置する。
5.4.1 SUS研磨板の洗浄方法 SUS研磨板の洗浄方法は,次による。
a) SUS研磨板の洗浄溶剤は,ジアセトンアルコール(4ヒドロキシ-4メチル-2ペンタノン),イソプロピルアルコール,エタノール,メタノール,メチルエチルケトン,アセトン,酢酸エチル,トルエン,n-ヘキサン,ガソリンとする。
警告 洗浄溶剤として用いる有機溶剤は,液体,蒸気などによって皮膚及び粘膜(目,鼻,のどなど)を刺激し,繰り返し皮膚に触れると皮膚の脂肪を溶かし,皮膚の毛穴などから吸収しやすくなる。手を洗う際には,直接,有機溶剤で洗浄したり,拭いてはならない。吸入した場合には,低濃度でも頭痛,めまいが起こり,高濃度では麻酔作用によって意識がなくなることがある。使用する際には十分な換気がなされていることを確認し,必ず,有機溶剤が浸透しない有機溶剤用保護手袋,保護眼鏡,有機ガス用防毒マスクなどを着用しなければならない。
b) 洗浄用の布は,ガーゼ,ティシュペーパー,さらし布などとする。 これらは,使用中に繊維が切れたり,短繊維が脱離しないものでa)の洗浄溶剤に可溶な添加物を含まないものを用いる。
c) 洗浄方法の手順は,
a)の中から選んだ溶剤を洗浄用の布にしみ込ませ,試験板の表面を拭く。更に新しいガーゼなどで空拭きをする。目視によって試験板の表面が清浄になったと確認できるまで,溶剤による洗浄と空拭きとを3回以上繰り返す。
5.4.2 米つが(栂)板の清浄方法 米つが(栂)板を乾いた布など(ガーゼ,ティシュペーパー,さらし布など)で拭き,表面に木くず,
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