JIS A5525:2019 pdfダウンロード
JIS A5525:2019 pdfダウンロード。鋼管ぐい Steel pipe piles
7 機械的性質
素管は,12.2によって試験を行い,その引張強さ,降伏点又は耐力,伸び,溶接部引張強さ,及びへん平性は,表3による。へん平性の場合は,表3による平板間の距離まで圧縮したとき,試験片に割れを生じてはならない。ただし,溶接部引張強さは,アーク溶接によって製造した素管に適用し,へん平性は,電気抵抗溶接によって製造した素管に適用する。
8 工場円周溶接 工場円周溶接の溶接材料及び溶接部の品質は,次による。
a) 溶接材料 素管を溶接して単管とする場合の工場円周溶接に使用する溶接材料は,素管の材料の規定引張強さ以上のものとし,次のいずれかの規格によるか又はそれらの組合せによる。
JIS Z 3211,JIS Z 3312,JIS Z 3313,JIS Z 3351,JIS Z 3352 なお,種類の異なる素管の工場円周溶接を行う場合に使用する溶接材料の引張強さは,400 N/mm2以上とする。
b) 溶接部の品質 工場円周溶接部は,12.3によって放射線透過試験を行い,JIS Z 3104の附属書4の表1(きずの種別)のきずの種別に対し,JIS Z 3104の附属書4の6.(きずの分類)によってきずが1類〜3類に該当する場合を合格とする。
9 附属品,加工及び塗装・被覆 注文者は,くいに付随する附属品1),加工2) 及び塗装・被覆を指定してもよい。その場合の外観,検査,表示などは,受渡当事者間の協定による。本体に規定する項目のほかに,単管に取り付ける附属品の代表的な例,及び単管に施す加工及び塗装・被覆の代表的な例を,それぞれ附属書B及び附属書Cに示す。 注1) 附属品とは,くいの施工時に必要となる仮設部材をいう。
10 形状,寸法,質量及びその許容差
10.1 管端の形状 単管の端部形状は,図2による。厚さの異なる素管を継ぐ場合は,通常,図3に示すように,あらかじめ工場で加工する。ただし,端部形状,補強又は加工について特に要求のある場合は,受渡当事者間の協定によってもよい。 注記 図2において,頭部端面とは,くいの上端部をいい,先端部端面とは,くいの下端部をいう。
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