JIS A1116:2019 pdfダウンロード
JIS A1116:2019 pdfダウンロード。フレッシュコンクリートの単位容積質量試験方法 及び空気量の質量による試験方法(質量方法) Method of test for unit mass and air content of fresh concrete by mass method
1 適用範囲
この規格は,フレッシュコンクリートの単位容積質量及び空気量を質量によって求める試験方法について規定する。この試験方法は,粗骨材の最大寸法が40 mm以下のコンクリートを対象とし,人工軽量骨材のような多孔質の骨材を用いたコンクリートに対しても適用できる。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 1920-2:2016,Testing of concrete−Part 2: Properties of fresh concrete(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)
を適用する。
JIS A 1115 フレッシュコンクリートの試料採取方法 注記 対応国際規格:ISO 1920-1,Testing of concrete−Part 1: Sampling of fresh concrete(MOD) JIS A 1128 フレッシュコンクリートの空気量の圧力による試験方法−空気室圧力方法
JIS A 1138 試験室におけるコンクリートの作り方
JIS A 8610 建設用機械及び装置−コンクリート内部振動機
3 試験用器具
3.1 容器 容器は,次による。
a) 容器は,金属製の円筒状のものとし,水密で十分強固なものとする。
b) 容器の寸法は,粗骨材の最大寸法に応じ,表1を標準とする。空気量をJIS A 1128によって求める場合には,その試験に用いる容積7 L程度の容器を用いて単位容積質量を求めてよい。この場合のはかりの目量は,5 g以下とする。
c) 取扱いに便利なため,取っ手を付けておくのがよい。
d) 容器を満たすのに要する水の質量を正確に量って,容器の容積を算出し,V(m3)とする。水を容器に満たすには,僅かにあふれるまで入れた後,容器の上に磨きガラス板を載せて余分な水を除く。このとき,ガラス板の裏側に空気の泡が入ってはならない。容器の容積は,容器を満たすのに必要な水の質量を水の密度で除して求める。
3.2 はかり はかりは,表1に示す目量のものとする。 3.3 突き棒 突き棒は,その先端を半球状とした直径16 mm,長さ500〜600 mmの鋼又は金属製丸棒とする。
3.4 振動機 振動機は,JIS A 8610に規定する振動体の呼び径が28 mm程度のものとする。 4 試料 コンクリートの試料は,JIS A 1115の規定によって採取するか,又はJIS A 1138の規定によって作る。
5 試験方法
5.1 突き棒で締め固める場合 試験方法は,次による。
a) 試料を容器の約1/3まで入れ,ならした後,突き棒で表2に示す回数だけ均等に突き,突き穴がなくなり,コンクリートの表面に大きな泡が見えなくなるまで容器の外側を10〜15回木づち(槌)などでたたく。ただし,流動性の高いコンクリートの場合には,十分な締固めが得られる範囲で突き数及び/又はたたく回数を減らしてもよい。次に,容器の約2/3まで試料を入れ,上記と同様な操作を繰り返す。最後に容器に少しあふれる程度に試料を入れ,同様な操作を繰り返した後,定規で余分な試料をかき取って平たんにならす。突き棒の突き入れの深さは,その前層にほぼ達する程度とする。
b) 容器の外側に付いたコンクリートを拭い取って,容器中の試料の質量を量り,W(kg)とする。
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