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JIS B7993:2019 pdfダウンロード

JIS 09-06
JIS B7993:2019 pdfダウンロード

JIS B7993:2019 pdfダウンロード。試料非吸引採取方式分析計による 排ガス成分の自動計測システム Automated measuring systems for flue gas components using non-extractive methods
1 適用範囲
この規格は,工場及び事業所において燃料などの燃焼に伴って,又は各種製造の工程などから煙突若しくはダクトへ排出されるガス中の,二酸化硫黄,一酸化窒素,二酸化窒素,酸素,塩化水素,メタン,二酸化炭素,一酸化炭素,一酸化二窒素及びアンモニアの濃度を,試料非吸引方式によって,現場に設置して長期間連続測定を行う自動計測システム(以下,計測システムという。)について規定する。 なお,この規格の測定原理は,赤外線吸収方式及び紫外線吸収方式に基づくものとする。
注記1 ジルコニア方式の酸素計は,JIS B 7983で規格化されているため,適用範囲に含まない。
注記2 この規格は,次の国際規格を参考としている。 ISO 7935:1992,Stationary source emissions−Determination of the mass concentration of sulfur dioxide−Performance characteristics of automated measuring methods
ISO 10849:1996,Stationary source emissions−Determination of the mass concentration of nitrogen oxides−Performance characteristics of automated measuring systems ISO 17179:2016,Stationary source emissions−Determination of the mass concentration of ammonia in flue gas−Performance characteristics of automated measuring systems
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 1302 絶縁抵抗計 JIS K 0055 ガス分析装置校正方法通則
JIS K 0211 分析化学用語(基礎部門)
JIS K 0212 分析化学用語(光学部門)
JIS K 0213 分析化学用語(電気化学部門)
JIS K 0215 分析化学用語(分析機器部門)
JIS Z 8103 計測用語
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 0211,JIS K 0212,JIS K 0213,JIS K 0215及びJIS Z 8103によるほか,次による。
3.1 試料ガス 測定光路を通過するガス。
3.2 測定光路 煙突又はダクト内の排ガスの代表性のある場所に設置された発光器と受光検出器とで作られる光路。
3.3 校正(分析計の) 標準器,標準物質などを用いて分析計の表す値とその真の値との関係を求め,偏りを補正する操作。 (出典:JIS K 0215の番号1007)
注記 JIS Z 8103の定義とは異なる。
3.4 ゼロガス 計測システムの最小目盛値の点検又は最小目盛値を校正するために用いるガス。
3.5 スパンガス 計測システムの最大目盛値を校正するために用いるガス。
3.6 波長非分散方式 半導体レーザなどからの単色光を用い,吸収量の変化を測定する計測システムの種類。 3.7 波長分散方式 キセノンランプなどの光を用い,透過光を分光して,特異的な吸収波長光を選択測定する計測システムの種類。
3.8 ゼロドリフト 計測システムの最小目盛に対応する指示値のある期間の変動。
3.9 スパンドリフト 計測システムの最大目盛に対応する指示値のある期間の変動。
3.10 自動計測システム 排ガス中の測定対象物質の濃度を自動計測器を用いて連続的に測定及び記録するシステム。
3.11 volppm 濃度を百万分率で表した体積比率。
3.12 指示誤差 中間点ガスを試験用セルに導入したときの指示値と,その表示濃度との差の,最大目盛に対する百分率。測定対象物質の濃度と指示値との直線性を示す。

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