JIS A1160:2018 pdfダウンロード
JIS A1160:2018 pdfダウンロード。増粘剤含有高性能AE減水剤を使用した 高流動コンクリートのワーカビリティーの評価基準 Evaluation criteria for workability of high fluidity concrete using air-entraining and high-range water-reducing admixture containing viscosity modifying agent
1 適用範囲
この規格は,増粘剤含有高性能AE減水剤を使用した,目標とするスランプフローが500 mm以上の高流動コンクリートに要求されるワーカビリティー1)(材料分離抵抗性・流動性・間隙通過性)
の評価基準について規定する。ただし,単位結合材量が500 kg/m3を超えるものは除く。 注記 増粘剤を含有した高性能AE減水剤を増粘剤含有高性能AE減水剤という。
注1) 標準的な施工条件を前提としている。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。
これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 0203 コンクリート用語 JIS A 1150 コンクリートのスランプフロー試験方法
JIS A 1159 コンクリートのJリングフロー試験方法 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 0203によるほか,次による。
3.1 材料分離抵抗性 重力,外力などによる材料分離作用に対し,コンクリートの均一性を保持するフレッシュコンクリートの性能。
3.2 流動性 重力,外力などによる流動のしやすさを表すフレッシュコンクリートの性能。
3.3 間隙通過性 コンクリートが鉄筋間などの狭さく(窄)部を,材料分離を生じることなく通過するフレッシュコンクリートの性能。
3.4 Jリングフロー,SFJ(J-ring flow) Jリング内でスランプコーンを引き上げた後の,試料の直径の広がり。 注記 試料の直径の広がりは,1 mm単位で表す。
3.5 Jリングフロー流動時間,T500J(J-ring flow time,T500J) Jリングフロー試験時に,Jリングフローが500 mmに到達するまでに要した時間。 注記 時間T500Jは,0.1秒単位で表す。
3.6 PJ値(passing ability PJ value) フレッシュコンクリートがJリングを通過する能力。
3.7 ブロッキング値,B スランプフロー(SF)とJリングフロー(SFJ)との差で表すフレッシュコンクリートの通過能力。
4 材料分離抵抗性 材料分離抵抗性は,次の手順によって評価する。
a) JIS A 1150に従って試験を行う。
b) JIS A 1159に従って試験を行う。ただし,使用するJリングは,バーのあき42.5 mmのものとする。
c) 試験後のフレッシュコンクリートの状態を目視によって観察し,表1によって材料分離の状態を評価する。 なお,材料分離の有無の状態を図1及び図2に例として示す。
5 流動性 流動性2)は,次の手順によって評価する。 a) JIS A 1150及びJIS A 1150の附属書JA(コンクリートの500 mmフロー到達時間の測定方法)に従って試験を行う。 b) スランプフロー(SF)及び500 mmフロー到達時間(T500)3)によって,表2のとおり評価する。
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