JIS G3129:2018 pdfダウンロード
JIS G3129:2018 pdfダウンロード。鉄塔用高張力鋼鋼材 High tensile strength steels for tower structure
11.2 機械試験
11.2.1 一般事項 機械試験の一般事項は,JIS G 0404の箇条7(一般要求)及び箇条9(機械的性質)による。ただし,供試材の採り方は,JIS G 0404の7.6(試験片採取条件及び試験片)のA類とする。
11.2.2 試験片の数及び採取方向 引張試験片及び衝撃試験片の数及び採取方向は,次による。
a) 引張試験片の数及び採取方向 引張試験片の数及び採取方向は,次による。 1) 鋼板 同一溶鋼に属し,最大厚さが最小厚さの2倍以内のものを一括して一組とし,最終圧延方向に直角に引張試験片を1個採取する。ただし,一組の質量が50 tを超える場合は,引張試験片を二つの供試製品からそれぞれ1個採取する。
2) 山形鋼 同一溶鋼及び同一断面形状に属し,最大厚さが最小厚さの2倍以内のものを一括して一組とし,圧延方向に平行に引張試験片を1個採取する。ただし,一組の質量が50 tを超える場合は,引張試験片を二つの供試製品からそれぞれ1個採取する。
b) 衝撃試験片の数及び採取方向 同一溶鋼に属し,その最大厚さの鋼板から供試材1個を採り,これから試験片を圧延方向に3個採取する。
11.2.3 試験片の採取位置 引張試験片及び衝撃試験片の採取位置は,次による。
a) 引張試験片の採取位置 引張試験片の採取位置は,JIS G 0416による。ただし,鋼板の幅方向の試験片の中心は,幅の縁から幅の1/4又はそれに近い位置とする。
b) 衝撃試験片の採取位置 衝撃試験片の採取位置は,JIS G 0416による。ただし,鋼板の幅方向の試験片の中心は,幅の縁から幅の1/4又はそれに近い位置とする。鋼板の板厚方向採取位置は,JIS G 0416の図A.11[鋼板,鋼帯及び平鋼−衝撃試験片の採取位置(A.6.2参照)]のa) による。試験片が所定の位置から採れない場合には,所定の位置に近い位置とする。
11.2.4 試験片 引張試験片及び衝撃試験片は,次による。
a) 引張試験片は,JIS Z 2241の1A号,5号又は14B号試験片による。
b) 衝撃試験片は,JIS Z 2242のVノッチ試験片による。この場合,試験片切欠き部の切欠きの長さ方向は,圧延面に垂直とする。
11.2.5 試験方法 引張試験及び衝撃試験の方法は,次による。
a) 引張試験方法は,JIS Z 2241による。
b) 衝撃試験方法は,JIS Z 2242による。
12 検査 検査は,次による。 a) 化学成分は,箇条4に適合しなければならない。 b) 炭素当量は,箇条5に適合しなければならない。
c) 溶融亜鉛めっき割れ感受性当量は,箇条6に適合しなければならない。
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