JIS S0251:2018 pdfダウンロード
JIS S0251:2018 pdfダウンロード。尿吸収製品用ポリアクリル酸系吸水性樹脂 Water-absorbent polyacrylate for urine absorbing products
6.1.2 試料採取方法
試料採取方法は,受渡当事者間の協定による。
6.1.3 試料の保管
採取した試料は,密閉容器に保管する。
6.1.4 試料の混合
試料を均一化するため,試料を取り出す前に容器を8の字を描くよう回転させて,試料を混合する。このため,試料容器に入れる製品量は容器の容量の80 %以下とする。
6.1.5 試料の確認
試験を実施する前に,試料に直径1 mmより大きい塊がないことを目視で確認する。
6.2 試験の準備
6.2.1 試験室の条件 試験室の温度はISO 17190シリーズに規定する23±2 ℃とし,相対湿度は(50±10) %とする。
6.2.2 試料の調整 試験を行う前に,試料を試験室に置き,試料の温度が試験室と同じ温度になるようにする。
6.3 試験手順
6.3.1 吸収量 ISO 17190-6に従い,不織布製の袋に入れた試料を生理食塩水に30分間浸せき(漬)した後,遠心分離器で余剰の生理食塩水を除き,吸水性樹脂1 g当たりの吸収量を測定する。
6.3.2 残存モノマー ISO 17190-2に従い,試料を生理食塩水中で2時間かくはん(撹拌)した後,ろ過する。ろ液中のアクリル酸及びその塩を高速液体クロマトグラフィーで測定し,残存モノマーを測定する。
6.3.3 pH ISO 17190-1に従い,試料を生理食塩水中10分間かくはん(撹拌)
し静置した後,上澄み液のpHを測定する。 6.3.4 水分 ISO 17190-4に従い,アルミニウム容器に入った試料を105 ℃で3時間加熱し,加熱後の試料の質量減から水分を測定する。
6.3.5 粒度
ISO 17190-3に従い,試料100 gをJIS Z 8801-1で規定する公称目開き850 μm及び45 μmのふるいによって10分間ふるい,測定する。
6.3.6 かさ比重
ISO 17190-9に従い,かさ比重を測定する。
6.3.7 重金属(Pbとして)の限度試験
この方法は,試料中の重金属を酸性で硫化ナトリウム溶液と反応させ,生じた有色硫化物の着色を鉛標準液の着色と比較して判定する限度試験方法とする。 試験方法は,次による。
a) 水及び試薬 水及び試薬は,次による。
1) 水 JIS K 0557に規定する種別A2の水,又はISO 3696で規定するGrade 3の水。
2) アンモニア水 JIS K 8085に規定するアンモニア水。
3) エタノール(95) JIS K 8102に規定するエタノール(95)。
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