JIS K0110:2018 pdfダウンロード
JIS K0110:2018 pdfダウンロード。排ガス中の一酸化二窒素分析方法 Methods for determination of dinitrogen monoxide in flue gas
1 適用範囲
この規格は,燃焼,化学反応などによって,煙道,煙突,ダクトなどに排出する排ガス中の一酸化二窒素の分析方法について規定する。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7988 排ガス中の一酸化二窒素自動計測器
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0055 ガス分析装置校正方法通則
JIS K 0095 排ガス試料採取方法
JIS K 0114 ガスクロマトグラフィー通則
JIS K 0123 ガスクロマトグラフィー質量分析通則
JIS K 0211 分析化学用語(基礎部門)
JIS K 0214 分析化学用語(クロマトグラフィー部門)
JIS K 0215 分析化学用語(分析機器部門)
JIS K 0216 分析化学用語(環境部門)
JIS K 1107 窒素 JIS K 8125 塩化カルシウム(水分測定用)(試薬)
JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬)
JIS K 8603 ソーダ石灰(試薬)
JIS M 8813 石炭類及びコークス類−元素分析方法
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8808 排ガス中のダスト濃度の測定方法
3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 0211,JIS K 0214,JIS K 0215及びJIS K 0216による。
4 一般事項
一般事項は,次による。
a) 化学分析に共通する事項は,JIS K 0050による。
b) 排ガス試料採取に共通する事項は,JIS K 0095による。
c) ガスクロマトグラフィーに共通する事項は,JIS K 0114による。
d) ガスクロマトグラフィー質量分析に共通する事項は,JIS K 0123による。
e) 標準ガスは,国際単位系(SI)に対する計量計測トレーサビリティが確保されているものを用いる。ただし,このような標準ガスが入手困難な場合には,その標準ガスをトレーサビリティソースにもつものを用いることができる。
注記1 計量計測トレーサビリティが確保されている標準ガスには,国立研究開発法人産業技術総合研究所認証標準物質(NMIJ CRM)が供給されており,これをトレーサビリティソースとした標準ガス又は国家計量標準(計量法第136条又は第144条)の規定に基づくJCSS(計量法トレーサビリティ制度)マーク付き証明書が添付されているものなどが供給される予定である。
f) 装置及び器具は,規定した機能を満足するものを用いる。
g) 一酸化二窒素の分析に用いた排ガスなどは適切に処理する。
h) 一酸化二窒素標準ガスは,指定薬物であるため保管管理に配慮する。また,受渡しの際には受渡し先及び用途を確認する。
注記2 ガスクロマトグラフ法とガスクロマトグラフィーとは,同義である。
5 分析方法の種類及び概要
分析方法の種類及び概要は,表1による。 なお,排ガス中の一酸化二窒素を連続的に測定するために,JIS B 7988に規定する自動計測器を用いる方法がある。
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