JIS A1408:2017 pdfダウンロード
JIS A1408:2017 pdfダウンロード。建築用ボード類の曲げ及び衝撃試験方法 Test methods of bending and impact for building boards
4.2 試験体の養生 試験体の養生は,それぞれのボード製品の規定によって,気乾状態,乾燥状態,湿潤状態又は飽水状態のいずれかで行う。
5 試験方法
5.1 曲げ試験
5.1.1 試験装置 試験装置は,曲げ試験機,支持棒,加圧棒及び支持板から構成され,それぞれ次による。
a) 曲げ試験機 曲げ試験機は,2等分点1線荷重方式によるもので5.1.2 c) に規定する載荷速度で加力できる能力をもち,次のb) 及びc) に示す支持棒,加圧棒及び支持板を備えたものとする。
b) 支持棒及び加圧棒 支持棒及び加圧棒は,図1に示すような鋼製の棒で,試験体に接する先端は半径3〜25 mmの半円形とする。ただし,支持棒及び加圧棒の半径は同寸法で,その長さは,試験体の幅より大きくなければならない。
c) 支持板 支持板は,図1に示す形状・寸法で鋼製とする。支持板は,必要に応じて使用する。その長さは,試験体の幅より大きくなければならない。
5.1.2 試験の手順 試験の手順は,次による。
a) 寸法測定 試験体の大きさに応じてJIS B 7507に規定するノギス,JIS B 7512に規定する鋼製巻尺又はこれらと同等以上の精度をもつ測定器を用いて,試験体の幅,厚さ及び長さを測定する。また,曲げ強さ及び曲げ弾性率を求める場合は,試験前に試験体中央加圧部分の幅及び厚さを測定する。
b) 試験体の設置 試験体の支持,加力方法及び変位の測定位置は,図2による。試験体を支持するスパン(以下,スパンという。)は,試験体の寸法に応じて表2による。
c) 載荷 スパン中央の試験体表面に1線荷重を加え,その載荷速度は,100 N/min以上又は1〜3分で最大荷重に達するものとする。荷重の測定は,最大荷重に達して明らかに下降するまで行い,曲げ破壊荷重を求める。ただし,荷重の増加がなくてもたわみ量が増大する状態になった場合には,このときの荷重を最大荷重としてもよい。この場合,たわみ量は,JIS B 7503に規定するダイヤルゲージ又はこれと同等の精度をもつ電気式変位計を,所定の位置に設置して変位を測定し,式(1)によって求める。 なお,必要に応じて,試験体裏面についても上記と同様の試験を行う。
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