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JIS C 6704:2017 pdfダウンロード

JIS 09-11
JIS C 6704:2017 pdfダウンロード

JIS C 6704:2017 pdfダウンロード。人工水晶 Synthetic quartz crystal
1 適用範囲
この規格は,周波数制御及び選択用の水晶振動子製造並びに光学製品に用いる,単結晶の人工水晶(以下,人工水晶という。)について規定する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 IEC 60758:2016,Synthetic quartz crystal−Specifications and guidelines for use(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 6701 水晶振動子通則
注記 対応国際規格:IEC 60122-1:2002,Quartz crystal units of assessed quality−Part 1: Generic specification(IDT) JIS Z 9015-1 計数値検査に対する抜取検査手順−第1部:ロットごとの検査に対するAQL指標型抜取検査方式
注記 この規格の対応国際規格で引用するIEC 60410,Sampling plans and procedures for inspection by attributesは,対応JISが制定されていない。この規格での引用事項は,JIS Z 9015-1の規定事項と同等である。 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1 水熱合成法(hydrothermal crystal growth) 高温及び高圧の条件下で水を介在させ,地殻中の成長と同じプロセスで結晶を育成する方法。
人工水晶では,円筒形のオートクレーブでアルカリ水溶液を溶媒として用い,上部に種結晶を,下部に石英原料を置いて容器を高温(330〜400 ℃)及び高圧(68.6〜196 MPa)に保ち,下部を上部よりも高温にし,温度差を付けて結晶を育成する。
注記 (対応国際規格の注記を,定義文にした。)
3.2 人工水晶(synthetic quartz crystal) 水熱合成法によって育成した,アルファ水晶の単結晶。人工水晶は,右水晶又は左水晶のいずれかであって,アズグロウン人工水晶及びランバード人工水晶がある。 注記 アルファ水晶とは,573 ℃以下でできた低温型水晶である。
3.3 アズグロウン人工水晶(as-grown synthetic quartz crystal) 育成後の未加工人工水晶。 3.4 アズグロウンY棒水晶(as-grown Y-bar) Y方向に長い棒状の種結晶を用いて育成した,アズグロウン人工水晶。 3.5 アズグロウンZ板水晶(as-grown Z-bar) Y方向に長いZ面を主面とする板状の種結晶を用いて育成した,アズグロウン人工水晶。
3.6 人工水晶のロット(synthetic quartz crystal batch) 同一オートクレーブ内で同一期間に育成した,人工水晶の集まり。以下,ロットという。
3.7 種結晶(seed) 人工水晶の育成に結晶核として用いる,棒状又は板状の水晶結晶。 3.8 成長領域(growth zones) それぞれの結晶方位に沿って成長して生じた,人工水晶の領域[図2のa) 及びb) 参照]。
3.9 人工水晶の方位(orientation of a synthetic quartz crystal) 直交軸に関する種結晶の方位。
3.10 直交座標系(orthogonal axial system of α quartz crystal) 図1に示すように,それぞれ直交に交わったX軸,Y軸及びZ軸。 注記1 X軸を中心にして,Y軸及びZ軸をそれぞれθ°傾けた場合は,X軸,Y´軸及びZ´軸になる。ただし,Zカット種結晶の場合は,Y軸に対して20°以内の方向にずれて位置するとき,X軸,Y´軸及びZ´軸になる。 注記2 X軸は,その軸に沿って圧縮したとき,正の電荷が発生する方向は+X,負の電荷が発生する方向は−Xとなる。 注記3 右水晶には右手直交座標系を,左水晶には左手直交座標系を用いている。 注記4 IEEE規格では,この規格と軸の取り方が異なる。附属書F参照。

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