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JIS S3021:2017 pdfダウンロード

JIS 09-11
JIS S3021:2017 pdfダウンロード

JIS S3021:2017 pdfダウンロード。油だき温水ボイラ Oil burning water boilers
5 構造
5.1 一般構造 ボイラの一般構造は,JIS S 3030の5.1(一般構造)の規定によるほか,次による。
a) 給油,保守などのときにこぼれた油が,使用中に室温より25 ℃以上高くなるおそれがある部分にかかる,伝わる,又はたまるような構造であってはならない。
b) ボイラの各部は,安全性,安定性及び耐久性を考慮して作製し,所定の水圧に耐え,容易に破損及び変形してはならない。
c) 燃焼ガスの通過部分は,掃除ができなければならない。
d) ボイラの給湯経路及び暖房経路には,温度調節器若しくは温度制限装置を設けるか又は給水量によって,各経路の湯温を制御できる構造でなければならない。
e) 直接加熱する給湯経路及び暖房経路には,設置した状態で容易にボイラ内の水を抜くことができる排水口を設けなければならない。ただし,排水口は,配管後給水口を兼ねてはならない。
f) 1缶2水路式及び1缶3水路式の間接加熱部(ふろがま経路は除く。)は,ボイラ内の圧力が上昇したとき,許容圧力以下で作動する逃し弁を接続できるか,又は逃し管を接続できなければならない。ただし,給湯出口は,逃し管から分岐してもよい。
g) 給湯経路及び暖房経路の水配管接続口のねじは,通常,JIS B 0203の規定による。
h) 給湯経路及び暖房経路の水配管接続口の取付けは,ボイラ本体軸に対して水平又は垂直でなければならない。
i) ボイラには,電源スイッチ及び耐久性のある電源表示灯を設け,運転状態であることを確認できなければならない。
j) のぞき窓又は耐久性のある表示灯(例えば,ネオンランプ)などによって,燃焼していることを確認できなければならない。ただし,ポット式のパイロット燃焼の場合は除く。
k) 貯湯式1)で直接加熱部が給湯用のものは,給湯経路内の湯温を60 ℃以上に加熱できる構造のものでなければならない。 注1) 貯湯式とは,ボイラ経路の水に圧力が加わった状態で湯温に関連して自動的に燃焼を開始し,水を加熱するものをいう。
5.2 燃焼方式別のボイラの構造 燃焼方式別のボイラの構造は,JIS S 3030の5.2(燃焼方式別の構造)の規定による。 なお,ボイラの燃焼リングには,正しく取り付けるために,取付方向,取付位置などを容易に消えない方法で表示する。ただし,取付けの際,誤取付けのおそれがない構造のものは,表示しなくてもよい。
5.3 給排気方式別のボイラの構造 給排気方式別のボイラの構造は,JIS S 3030の5.3(給排気方式別の構造)の規定による。
5.4 給水方式別のボイラの構造
5.4.1 水道直結式の構造 給水管に直結し,減圧弁及び逃し弁を用いて圧力0.1 MPa以下で給水する水道直結式のボイラの構造は,次による。
a) ボイラ内の給湯経路,暖房経路の圧力が上昇したとき,圧力0.1 MPa以下で作動するJIS B 8414の規定に適合する逃し弁又はこれと同等以上の逃し弁を接続する又は接続できなければならない。
b) 減圧弁を内蔵又は附属する場合は,JIS B 8410の規定に適合した減圧弁又はこれと同等以上のものでなければならない。
5.4.2 シスターン式の構造 シスターン式のボイラには,十分な逃がし効果がある逃し管を接続できる逃し口を設けなければならない。ただし,逃し口は,給湯口を兼ねてもよい。
5.4.3 タンク式の構造 給水管に直結しないで,タンクなどに水をためるタンク式のボイラは,暖房経路内の圧力が異常に上昇したとき,大気に開放できる構造としなければならない。

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