JIS X25062:2017 pdfダウンロード
JIS X25062:2017 pdfダウンロード。システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)−使用性の試験報告書のための 工業共通様式 Software engineering-Software product Quality Requirements and Evaluation (SQuaRE)-Common Industry Format (CIF) for usability test reports
1 適用範囲
この規格は,JIS Z 8521で定義された使用性(特定の利用状況における有効性,効率性,及び満足性)の試験から得られた測定量を報告するために利用することを意図している。 この規格は,次の利用者が利用することを意図している。
− 顧客組織が利用する報告書を作成するシステム製造組織側のユーザビリティ専門家
− ある特定の報告書が規格に適合しているかどうかを検証する顧客組織
− 使用性試験の技術的な優位性及び製品の使用性の双方を評価している顧客組織の人間工学専門家及びユーザビリティ専門家 − 製品の適合性及び購買に関するビジネスの意志決定に試験結果を利用している,顧客組織にいる,人間工学及びユーザビリティ以外の専門技術者及び管理者 5.2及び5.3にある概要及び序文は,ユーザビリティ専門家以外の専門家及び管理者のための要約を提供している。 続く5.4及び5.5では,再現するために十分な技術的な詳細さで手法及び結果を記載しており,想定される製品のコスト及び便益に関する疑問に試験データを活用することを支援する。これらを理解及び解釈するには,人間工学及びユーザビリティ工学を最適に利用するための,技術的な経歴が必要になる。 報告書書式には,試験の設計及び実施に際して,十分な実践[1, 2]が伴っていることが必要である。使用性を要約する測定量を導く試験手順を用いることが望ましい(例えば,この規格における試験は,本質的に総括型である。)。
形成型試験(formative test)のような使用性評価は,評価尺度を作成するよりも問題を特定する意図がある。形成型試験の書式は,試験方法の結果を利用することを支援するためには構造化されていない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO/IEC 25062:2006,Software engineering−Software product Quality Requirements and Evaluation (SQuaRE)−Common Industry Format (CIF) for usability test reports(IDT) なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”ことを示す。
2 適合性
使用性試験報告書は,この規格の全ての要求(“しなければならない”と記載)を満たす場合,この規格に適合する。また,推奨(“することが望ましい”と記載)は必要に応じて適切に実施すべきである。 この規格は,提供されるべき最小限の情報を明示している。また,追加情報を含む場合もある。例えば,新しく追加した知見が組織に有益であることが分かった場合,たとえ,CIF報告書の適合性の要素として示されていなくても,その情報リストを含めるのがよい。
3 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。 JIS X 0129-1:2003 ソフトウェア製品の品質−第1部:品質モデル
注記1 対応国際規格:ISO/IEC 9126-1:2001,Software engineering−Product quality−Part 1: Quality model(IDT)
注記2 対応国際規格:ISO/IEC 9126-1:2001は,ISO/IEC 25010:2011,Systems and software engineering−Systems and software Quality Requirements and Evaluation (SQuaRE)−System and software quality modelsへ改正されている。
注記3 ISO/IEC 25010は,JIS X 25010:2013 システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)−システム及びソフトウェア品質モデルに対応している。
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