JIS A1171:2016 pdfダウンロード
JIS A1171:2016 pdfダウンロード。ポリマーセメントモルタルの試験方法 Test methods for polymer-modified mortar
3.2 セメント混和用ポリマー セメントモルタル及びコンクリートの改質を目的に,それらに混和して用いるセメント混和用ポリマーディスパージョン及びセメント混和用再乳化形粉末樹脂の総称。 3.3 セメント混和用ポリマーディスパージョン 水の中にポリマーの微粒子が分散している系。次の2種類に区分する。
注記1 この規格では,“セメント混和用ポリマーディスパージョン”を“ディスパージョン”という。
a) セメント混和用ゴムラテックス 合成ゴム系,天然ゴム系,ゴムアスファルト系などのゴムラテックスに安定剤,消泡剤などを加えて,よく分散させ均質にしたもの。
注記2 この規格では,“セメント混和用ゴムラテックス”を“ゴムラテックス”という。
b) セメント混和用樹脂エマルション エチレン酢酸ビニル系,アクリル酸エステル系,樹脂アスファルト系などの樹脂エマルションに安定剤,消泡剤などを加えて,よく分散させ均質にしたもの。
注記3 この規格では,“セメント混和用樹脂エマルション”を“樹脂エマルション”という。
3.4 セメント混和用再乳化形粉末樹脂 ゴムラテックス及び樹脂エマルションに安定剤などを加えたものを乾燥して得られる,再乳化可能な粉末状樹脂。 注記 この規格では,“セメント混和用再乳化形粉末樹脂”を“粉末樹脂”という。 3.5 ポリマーセメント比 ポリマーセメントモルタル及びコンクリートにおけるセメントに対するディスパージョン及び粉末樹脂の全固形分の質量比。 3.6 全固形分 ディスパージョンにおいては不揮発分の成分,粉末樹脂においては揮発分以外の成分。
4 試験の一般条件
4.1 数値の丸め方 数値の丸め方は,四捨五入による。
4.2 試験室及び養生室の状態 試験室の状態は,温度20±5 ℃,相対湿度(65±20)%とする。養生室は一般養生室及び湿空養生室とし,一般養生室の状態は温度20±2 ℃,相対湿度(65±10)%,湿空養生室の状態は温度20±2 ℃,相対湿度80 %以上とする。ただし,各試験で温度及び相対湿度が規定されている場合にはそれによる。これらの温度及び相対湿度以外で試験する場合には,その値を記録しておく。 なお,ポリマーセメントモルタルの調製,硬化時間試験を除くフレッシュポリマーセメントモルタルの試験並びに硬化したポリマーセメントモルタルの試験用供試体の成形,表面仕上げ及び脱型は,常に試験室で行い,乾燥及び空気の流通を防ぐ。
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