JIS Z1903:2016 pdfダウンロード
JIS Z1903:2016 pdfダウンロード。ペトロラタム系防食ペースト類 Petrolatum paste and paste tapes for corrosion protection
7.2 試験片の調製
7.2.1 冷間圧延鋼板試験片の調製 冷間圧延鋼板試験片の調製は,次による。
a) 溶剤及び材料 溶剤及び材料は,次による。
1) 溶剤
JIS K 2201に規定する3号(大豆揮発油)又は4号(ミネラルスピリット)。
2) メタノール
JIS K 8891に規定するもの。
3) 研磨材 JIS R 6251又はJIS R 6252に規定するA,P240とする。
b) 試験片の取扱い 試験片の取扱いは,清浄なピンセット又は手袋を用い,試験片に指紋又はその他の汚れを付けないようにする。
c) 調製手順 調製手順は,次による。
1) 予備清浄 試験片を溶剤中で清浄なガーゼで軽くこすりながら,試験片に付着しているさび止め油,ごみ,ほこりなどを洗い落とし,自然乾燥する。
2) 予備研磨 予備研磨は,次による。
2.1) 試験片の両面を研磨材で長辺方向に研磨する。
2.2) 縁及びつるし孔も同時に研磨する。
2.3) 清浄なガーゼで研磨粉を拭き取り,溶剤中に浸せきしておく。
3) 仕上げ研磨 仕上げ研磨は,次による。
7 Z 1903:2016 2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
3.1) 試験片を溶剤中から取り出し,乾燥した後,直ちに新しい研磨材を用いて2.1) の操作を繰り返し,新しい研磨面を出す。
3.2) 清浄なガーゼで研磨粉を拭き取り,溶剤中に浸せきしておく。
4) 仕上げ清浄 仕上げ清浄は,次による。 4.1) 試験片を溶剤中から取り出し,溶剤を湿らせた清浄なガーゼで,ガーゼに汚れが付かなくなるまで表面の汚れを拭き取り,新しい溶剤中に浸せきしておく。
4.2) 試験片を溶剤中から取り出し,温風などで乾燥した後,直ちに,別に用意した35±3 ℃の温メタノール中に1分間以上浸せきした後,温風などで乾燥する。
7.2.2 ブラスト試験片の調製 ブラスト試験片の調製は,次による。 a) 溶剤及び材料 溶剤及び材料は,次による。
1) 溶剤 JIS K 2201に規定する3号又は4号。
2) メタノール JIS K 8891に規定するもの。
3) 研削材 JIS Z 0311又はJIS Z 0312に規定するもの。
b) 試験片の取扱い 試験片の取扱いは,清浄なピンセット又は手袋を用い,試験片に指紋又はその他の汚れを付けないようにする。
c) 調製手順 調製手順は,次による。
1) 前処理 試験片を溶剤中で清浄なガーゼで軽くこすりながら,試験片に付着しているさび止め油,ごみ,ほこりなどを洗い落とし,乾燥する。
2) 研削 研削材によって片面をブラストし,表面粗さをJIS B 0651によってRa 7〜10に調整する。
3) 試験前の清浄 試験片を35±3 ℃の温メタノール中に1分間以上浸せきした後,温風などで乾燥する。
4) 裏面及び端面の保護 必要に応じ,試験に供さない裏面及び端面は,粘着テープ,塗料などによって保護する。
7.3 被覆試験片の作製 7.3.1 材料及び器具 材料及び器具は,次による。
a) 粘着テープ JIS C 2338に規定する厚さ50 μmのもの。
b) バーコーター 直径20 mm,長さ150 mmの丸棒。
c) つり具
JIS G 4308又はJIS H 4554に規定する直径約1 mmの線材を図3に示す形状としたもの。試験片のつり下げ間隔は,全長90〜100 mmとする。
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