JIS K8114:2016 pdfダウンロード
JIS K8114:2016 pdfダウンロード。塩化アルミニウム(III)六水和物(試薬) Aluminium (III) chloride hexahydrate (Reagent)
6 試験方法
6.1 一般事項 試験方法は,次による。
a) 試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。
b) 使用するガラス器具は,特に規定がない場合は,JIS R 3503及びJIS R 3505による。
c) 使用する標準液は,計量計測トレーサビリティが確保された標準物質を,使用用途に合致することを確認し,必要ならば希釈して使用する。このような標準液がない場合,使用用途に合致することを確認して市販の標準液を用いるか,又は調製したものを用いる。
注記1 計量計測トレーサビリティが確保された標準物質としては,計量標準供給制度[JCSS (Japan Calibration Service System)]に基づく標準液,国立研究開発法人産業技術総合研究所計量標準総合センター(NMIJ),米国国立標準技術研究所(NIST),ドイツ連邦材料試験研究所(BAM)などが供給する標準物質及びこれらへの計量計測トレーサビリティが確保された市販の認証標準物質がある。
d) 滴定用溶液は,計量計測トレーサビリティが確保されたものを,使用用途に合致することを確認して使用する。調製及び標定を行う場合,JIS K 8001の附属書JA(試験用溶液類の調製方法及び滴定用溶液類の調製及び標定)による。 注記2 ISO/IEC 17025に準拠した方法によって標定された市販の滴定用溶液がある。 6.2 純度(AlCl3・6H2O) 純度(AlCl3・6H2O)の試験方法は,次による。
a) 試薬及び試験用溶液類 試薬及び試験用溶液類は,次のものを用いる。
1) エタノール(99.5) JIS K 8101に規定するもの。 2) 酢酸(1+1)
JIS K 8355に規定する酢酸の体積1と水の体積1とを混合する。
3) 酢酸−酢酸アンモニウム溶液 酢酸(1+1)11.4 mLに水80 mLを加え,更にJIS K 8359に規定する酢酸アンモニウム7.7 gを加えて溶かし,水を加えて100 mLにする。
4) ジチゾン溶液 JIS K 8490に規定するジチゾン0.025 gをはかりとり,JIS K 8102に規定するエタノール(95)を加えて溶かし,エタノール(95)を加えて100 mLにする。使用時に調製する。 5) 0.01 mol/L エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム溶液(0.01 mol/L EDTA2Na溶液) (C10H14O8N2Na2・2H2O:3.722 g/L) JIS K 8107に規定するエチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物を用い,6.1 d) による。
6) 0.01 mol/L酢酸亜鉛溶液[Zn (CH3COO)2・2H2O:2.195 g/L]
JIS K 8356に規定する酢酸亜鉛二水和物及びJIS K 8355に規定する酢酸を用い,6.1 d) による。
b) 操作 操作は,次のとおり行う。
試料0.6 gをビーカー200 mLなどに0.1 mgの桁まではかりとり,水50 mLを加えて溶かし,全量フラスコ250 mLに洗い入れ,水を標線まで加えて混合する(S液)。S液25 mL(試料量0.06 g)及び0.01 mol/L EDTA2Na溶液40 mLをコニカルビーカー250 mLなどに正確にとり,時計皿を載せて静かに煮沸する。
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