JIS C5504:2016 pdfダウンロード
JIS C5504:2016 pdfダウンロード。ホーンスピーカ Horn type loudspeakers
3.4 基準軸 ホーンの開口部周辺を通る平面に垂直で,基準点を通る直線。
3.5 定格インピーダンス スピーカと増幅器との整合及び測定のための製造業者によって指定された入力インピーダンスの絶対値。周波数1 kHzにおける入力端子の電気インピーダンスをオーム(Ω)で表す。 なお,整合変成器をもつ場合は,ボイスコイルを接続した状態での一次側の値とする。
3.6 入力 入力端子電圧Uの2乗を定格インピーダンスZで除して算出する電力P。ワット(W)で表す。 3.7 定格入力 スピーカが適切な動作をするための製造業者によって指定された入力。ワット(W)で表す。
3.8 出力音圧周波数特性 入力端子に入力1 Wに相当する正弦波の一定電圧を加えたときの,スピーカの基準点から基準軸上1 mの点における音圧レベルの周波数特性。
3.9 出力音圧レベル 出力音圧周波数特性において,規定する周波数での音圧レベルの平均値。デシベル(dB)で表す。“2×10−5 Pa”を0 dBとする(6.2.6参照)。
3.10 再生周波数帯域 出力音圧周波数特性において,出力音圧レベルより20 dB以上低下しない周波数帯域。ただし,この周波数帯域内にあって周波数特性の谷が9分の1オクターブより狭い場合には,その谷は省略する。 なお,再生周波数帯域において,下限周波数を低域限界周波数(fL),及び上限周波数を高域限界周波数(fH)とする。
3.11 異常音 基準軸上1 m以上の距離で感知できる正常でない音。
3.12 ボイスコイル端子の極性 ボイスコイルの両端子の正及び負。ボイスコイルに直流電圧を加えたときスピーカ前面の音圧が上昇する場合,印加した正電圧側の端子を正(又はプラス)端子,他方を負(又はマイナス)端子とする。
4 性能
4.1 絶縁性能 スピーカは,十分な絶縁性能をもっていなければならない。 適否は,6.2.2の試験によって判定する。
絶縁抵抗値は,次の値とする。ただし,6.2.9の防水性試験直後の絶縁抵抗値は,a)及びb)の値の10分の1とする。
a) ボイスコイルとボデーとの間:1 MΩ以上
b) 変成器の一次側とボデーとの間:10 MΩ以上
4.2 耐電圧性能 スピーカは,十分な耐電圧性能をもっていなければならない。 適否は,6.2.3の試験によって判定する。 試験中,絶縁破壊を起こしてはならない。
4.3 動作性能 スピーカは,十分な動作性能をもっていなければならない。 適否は,6.2.4の試験によって判定する。 試験後,音量,音質,雑音,その他に異常があってはならない。
4.4 定格インピーダンス スピーカは,適切な定格インピーダンスでなければならない。 ボイスコイルの定格インピーダンスの値は,4 Ω,8 Ω,16 Ω,32 Ω及び48 Ωの5種類とする。 なお,整合変成器をもつ場合は,定格入力となる値から定格インピーダンスの値を算出する(4.7参照)。 適否は,6.2.5の試験によって判定する。 測定したインピーダンス値は,表示値の±15 %以内とする。
4.5 出力音圧レベル スピーカは,適切な出力音圧レベルでなければならない。 適否は,6.2.6の試験によって判定する。 出力音圧レベルは,次の値とする。ただし,ホーンの口径寸法が変形の場合は,開口面積が等しい真円の口径相当のものとする。
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