JIS K6263:2015 pdfダウンロード
JIS K6263:2015 pdfダウンロード。加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−応力緩和の求め方 Rubber, vulcanized or thermoplastics-Determination of stress relaxation
1 適用範囲
この規格は,加硫ゴム及び熱可塑性ゴムに,規定の圧縮又は引張変形を与えて規定の環境下で変形を維持したときの,応力の減少割合の求め方について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 3384-1:2011,Rubber, vulcanized or thermoplastic−Determination of stress relaxation in compression−Part 1: Testing at constant temperature及びAmendment 1:2013, Revised calibration schedule(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。
警告 この規格の利用者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とする。この規格は,その使用に関して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。この規格の利用者は,各自の責任において安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 2401-1 Oリング−第1部:Oリング
注記 対応国際規格:ISO 3601-1,Fluid power systems−O-rings−Part 1: Inside diameters, cross-sections, tolerances and designation codes(MOD)
JIS K 6200 ゴム−用語
JIS K 6250 ゴム−物理試験方法通則 注記 対応国際規格:ISO 23529,Rubber−General procedures for preparing and conditioning test pieces for physical test methods(MOD)
JIS K 6257 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−熱老化特性の求め方
注記 対応国際規格:ISO 188,Rubber, vulcanized or thermoplastic−Accelerated ageing and heat resistance tests(MOD)
JIS K 6258 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−耐液性の求め方
注記 対応国際規格:ISO 1817,Rubber, vulcanized or thermoplastic−Determination of the effect of liquids(MOD) JIS K 6272 ゴム−引張,曲げ及び圧縮試験機(定速)−仕様 JIS Z 8401 数値の丸め方
ISO 18899:2004,Rubber−Guide to the calibration of test equipment
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 6200によるほか,次による。
3.1 圧縮応力緩和(compression stress relaxation)
規定の条件下での圧縮力の減少を初期圧縮力で除して百分率で表したもの。
3.2 引張応力緩和 規定の条件下での引張力の減少を初期引張力で除して百分率で表したもの。
3.3 試験ひずみ
試験中に試験片に与える,圧縮又は引張変形量の割合。圧縮応力緩和試験の場合は,圧縮板間の距離から算出する。引張応力緩和試験の場合は,つかみ具間距離から算出する。
4 試験の種類
試験の種類は,次の2種類とする。
a) 圧縮応力緩和試験
b) 引張応力緩和試験
5 圧縮応力緩和試験
5.1 原理 この試験は,円柱状又はリング状試験片に規定の圧縮変形を与え,規定の温度及び時間でその変形を維持したときの圧縮力と初期圧縮力との変化を求め,圧縮応力緩和特性を調べるために行う。 なお,圧縮応力緩和試験は,次の2種類とする。これらの試験は,試験片をガス中又は液体中で加熱して行うこともできる。
a) A法 試験片を装着した圧縮装置を試験温度に予熱し,試験温度にて試験片の圧縮を行い,初期圧縮力及びその後の圧縮力の測定を試験温度で行う方法。
b) B法 試験室の標準状態にて試験片を圧縮して,その圧縮力を測定する。変形を保ったまま規定温度まで加熱し,規定時間保持する。その後,圧縮変形を保持したまま,温度を試験室の標準状態に戻し,圧縮力の測定を行う方法。
- Previous:JIS K3802:2015 pdfダウンロード
- Next:JIS K6894:2014 pdfダウンロード