JIS A6901:2014 pdfダウンロード
JIS A6901:2014 pdfダウンロード。せっこうボード製品 Gypsum boards
1 適用範囲
この規格は,主に建物の壁及び天井に用いる,下地材及び仕上げ材のせっこうボード製品(GB)について規定する。 この規格で規定するGBとは,主原料のせっこうを芯として,その両面及び長さ方向(成型時の流れ方向)の側面をせっこうボード用原紙で被覆した板をいう。 なお,吸音用あなあきせっこうボード(GB−P)は,JIS A 6301による。 注記 技術上重要な改正に関する新旧対照表を,附属書Bに示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 1321 建築物の内装材料及び工法の難燃性試験方法
JIS A 1408 建築用ボード類の曲げ及び衝撃試験方法
JIS A 1412-2 熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法−第2部:熱流計法(HFM法)
JIS A 1420 建築用構成材の断熱性測定方法−校正熱箱法及び保護熱箱法
JIS A 6301 吸音材料 JIS B 7512 鋼製巻尺
JIS B 7516 金属製直尺
JIS C 1602 熱電対
JIS C 1605 シース熱電対
JIS K 7102 着色プラスチック材料のカーボンアーク燈光に対する色堅ろう度試験方法
JIS L 0804 変退色用グレースケール
3 概要 GBは,その用途によって,種類,寸法,厚さ及び側面形状を特定する。GBの使用例としては,建物の壁,天井の下地材,仕上げ材,防火構造・準耐火構造・耐火構造,遮音構造の構成材料などがある。GBは,くぎ,ねじ(スクリュー),ステープル,せっこう系の接着剤,他の接着剤,はめ込み格子式の金具,クリップなどを用いて留める。 なお,GBに用いる原料は,含有する成分の管理を行い,また,製品に有害な影響を与えるものであってはならない。
4 種類 GBの種類及び記号は,表1による。
5 品質
5.1 外観 GBの表面,裏面,側面及び端面には,使用上有害な欠け,割れ,汚れ,きずなどがあってはならない。
5.2 性能 性能は,次による。
a) GBは,箇条7によって試験したとき,全ての試験片(試験回数)について,種類に応じて,それぞれ表2〜表12の規定に適合しなければならない。
b) 構造用せっこうボード(GB−St)の場合は,表4の性能を満たした上で,いずれの厚さのものも長さ方向及び幅方向のくぎ側面抵抗が表11の値を満たすものを,GB−Stとする
c) 吸放湿せっこうボード(GB−Hc)の場合は,表2〜表11の性能を満たした上で,いずれの品種及び厚さのものも表12の吸放湿性能を満たすものを,GB−R−Hc,GB−S−Hc,GB−F−Hc,GB−L−Hc,GB−D−Hc,GB−NC−Hc,GB−R−H−Hc,GB−S−H−Hc,GB−D−H−Hc,GB−St−A−Hc又はGB−St−B−Hcとする。
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