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JIS A1902-3:2015 pdfダウンロード

JIS 09-15
JIS A1902-3:2015 pdfダウンロード

JIS A1902-3:2015 pdfダウンロード。建築材料の揮発性有機化合物(VOC), ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物 放散量測定におけるサンプル採取,試験片作製 及び試験条件−第3部:塗料及び建築用仕上塗材 Determination of the emission of volatile organic compounds and aldehydes by building products-Sampling, preparation of test specimens and testing condition-Part 3: Paints and coating materials
5.4.2 試験板の寸法・枚数 試験板の寸法・枚数は,次による。 a) 試験板は,試料負荷率が0.4〜2.2 m2/m3となる大きさとする。 b) 試験板は試料負荷率によって,1〜2枚作成する。
5.5 試料の塗り方 サンプリングした試料の塗り方は,次による。
a) はけぬり,ローラ塗り,こて塗りなどで試験板の片面に,全面又はあらかじめマスキングした面に塗装し,試験片とする。又は,規定の膜厚に塗装した後,規定の負荷率となる大きさに切断して試験片としてもよい。
b) 試料の塗付け量は希釈前の試料質量とし,日本工業規格(以下,JISという。)に規定している場合はその塗付け量に従い,JISに規定がない場合はその塗料・塗材の塗装仕様書に従って塗る。
c) 塗付けは,下塗り,上塗りなどを組合せしないで,それぞれの単独塗膜で試験する。
d) 下塗りと上塗りとを塗り重ねることはしないで,それぞれの単独塗膜の2回塗り及び3回塗りについては仕様書に従って塗る。また,塗装間隔も仕様書による。
e) 建築現場での塗装を想定し,塗付けが終了した時点を養生開始とする。
5.6 養生期間 試験片は,(24±1)時間室内に静置し養生する。その条件は,温度23〜28 ℃,相対湿度(50±5)%の状態で送風口からの空気が直接当たらず,表面に空気が自由に接触できるよう互いに25 mm以上離し,床から50 cm以上の台上に置く。その後,規定条件に設定されたチャンバー内に試験片を設置し,試験を開始する。VOC,ホルムアルデヒド及び他のアルデヒド化合物の放散量が少ない試験片は,周辺環境のそれらを吸着するおそれがあるので養生環境には十分注意する。
5.7 測定方法
5.7.1 測定装置の準備 測定装置の準備は,次による。
a) チャンバー内及び空気の流路は,あらかじめ清浄にし,装置内にVOC,ホルムアルデヒド及び他のアルデヒド化合物が残存しない状態から試験を開始する。
b) 一定の換気条件を保つため,空気流量,温度などは,あらかじめ試験開始前に調整する。
5.7.2 試験片の設置 試験片の設置は,次による。
a) 規定の養生期間を経過した試験片を,チャンバー内の試験片支持台に設置する。一方,別のチャンバーには,空試験用として試験片を設置しない。
b) それぞれのチャンバー内に,決められた流速で清浄な空気を送り,放散試験を開始する。
5.7.3 測定条件 測定条件は,次のとおりとする。
a) 温度 (28±1.0)℃
b) 相対湿度 (50±5)% c) チャンバー出口濃度 通常,チャンバー出口濃度は,厚生労働省のガイドライン値以下とする。
注記 厚生労働省のガイドライン値は,次のとおり。ホルムアルデヒドは100 μg/m3,トルエンは260 μg/m3,キシレンは870 μg/m3,p-ジクロロベンゼンは240 μg/m3,エチルベンゼンは3 800 μg/m3及びスチレンは220 μg/m3である。

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