Location: Home > JIS > JIS K6380:2014 pdfダウンロード

JIS K6380:2014 pdfダウンロード

JIS 09-17
JIS K6380:2014 pdfダウンロード

JIS K6380:2014 pdfダウンロード。ゴムパッキン材料−性能区分 Rubber packing material-Classification of physical properties
1 適用範囲
この規格は,ゴム製のパッキン材料・ガスケット材料及びこれに類するゴム製品に使用する加硫ゴム材料(以下,ゴムパッキン材料という。)の性能に基づく区分について規定する。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 6251 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−引張特性の求め方
JIS K 6253-2 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−硬さの求め方−第2部:国際ゴム硬さ(10 IRHD〜100 IRHD)
JIS K 6253-3 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−硬さの求め方−第3部:デュロメータ硬さ
JIS K 6257 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−熱老化特性の求め方
JIS K 6258 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−耐液性の求め方
JIS K 6261 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−低温特性の求め方
JIS K 6262 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−常温,高温及び低温における圧縮永久ひずみの求め方
3 性能区分
3.1 区分の体系 ゴムパッキン材料を規定するためには,図1に示す七つの性能項目による区分が含まれていなければならない。 それぞれのゴムパッキン材料を3.2に規定する基本性能及び3.3に規定する物理特性によって区分する。ただし,図1に示す基本性能の一部若しくは物理特性の一部を変更するか,又は別の性能を追加する必要があるときは,受渡当事者間の合意によって,追加性能a)を追加記号,試験方法区分数字及び試験温度区分数字によって表示することができる。
注a) 追加性能の表示方法を,附属書Aに記載する。
3.2 基本性能 ゴムパッキン材料の基本性能の表示方法及び区分方法は,次による。
a) 基本性能の表示方法 ゴムパッキン材料の基本性能(耐熱性,耐油性及び耐寒性)は,図2に示す3文字の英文字で表示する。例えば,ゴムパッキン材料の基本性能がBCDの場合は,耐熱性が“B”,耐油性が“C”,耐寒性が“D”であるゴムパッキン材料であることを示す。
b) 基本性能の区分方法 ゴムパッキン材料の基本性能(耐熱性,耐油性及び耐寒性)の区分方法は,次による。
1) 耐熱性 ゴムパッキン材料の耐熱性の区分は,表1による。A〜Kの耐熱性の区分は,JIS K 6257の促進老化試験A法AA-2強制循環形熱老化試験機(横風式)(ギヤー式老化試験機ともいう。)を用いて,連続7202−時間熱老化させたとき,表1に示す規定を満足する上限の試験温度を耐熱性の区分とする。
2) 耐油性 ゴムパッキン材料の耐油性の区分は,表2による。A〜Gの耐油性の区分は,JIS K 6258に規定する方法によって,試験用潤滑油No.3油を用い,試験温度100±1 ℃で連続7202−時間浸せきしたときの体積変化率から規定する。
3) 耐寒性 ゴムパッキン材料の耐寒性の区分は,表3による。A〜Hの耐寒性の区分は,JIS K 6261に規定する50 %衝撃ぜい化温度による。
3.3 物理特性 ゴムパッキン材料の物理特性の表示方法及び区分方法は,次による。
a) 物理特性の表示方法 ゴムパッキン材料の物理特性は,次の5桁の表示数字で表す(図3参照)。また,その例を図4に示す。
1) 1桁目及び2桁目は,硬さ[タイプAデュロメータ又はIRHD(N法)]の設計値(2桁の整数)を示す。
2) 3桁目は,引張強さ(MPa)の最小値を示す。
3) 4桁目は,切断時伸び(%)の最小値を示す。
4) 5桁目は,3.2 b) 1)(耐熱性)で規定する試験温度での圧縮永久ひずみ(%)の最大値を示す。 なお,硬さの試験方法は,タイプAデュロメータを用いる。ただし,IRHD(N法)を用いたときには,末尾に[IRHD(N法)]と追記する。
b) 物理特性の区分方法 物理特性に対する表示区分を,表4に示す。

Download