JIS C2809:2014 pdfダウンロード
JIS C2809:2014 pdfダウンロード。平形接続子 Connecting devices-Flat quick-connect terminations for electrical copper conductors-Safety requirements
1 適用範囲
この規格は,機器又は部品と一体化した端子及び端子単体として使用する2.8 mm,4.8 mm,6.3 mm又は9.5 mmシリーズの孔又はディンプル戻止め付きメールタブと平形接続端子とを組み合わせた絶縁被覆なしの平形接続子の寸法,性能及び試験方法について規定する。 この規格は,寸法,性能及び試験方法の統一した要求事項を規定する。
接続用電線の銅導体は,断面積6 mm2以下の可とうより線又は非可とうより線とする。この規格は,アルミニウム電線には適用しない。 定格は,交流電圧1 000 V以下,周波数1 000 Hz以下及び直流電圧1 500 V以下とし,使用温度は,この規格で用いる材料の温度上限を超えない値とする。
注記1 この規格は,適用可能な場合,アルミニウム電線を除く銅以外の材料を用いた電線に適用してもよい。
注記2 安全上の理由から,この規格の適用範囲外の平形接続子は,この規格に適合する平形接続子の代替品として使用しないことが望ましい。
注記3 この規格は,ロック機構付きの平形接続端子には適用しない。ロック機構とは,結合相手の機械的保持のために,平形接続端子に組み込まれている機構をいう。
注記4 この規格に適合する平形接続子は,電線を引っ張って引き抜く構造ではない。
注記5 附属書Dは,国際単位ではない情報を掲載している。 注記6 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 61210:2010,Connecting devices−Flat quick-connect terminations for electrical copper conductors−Safety requirements(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。
2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。
JIS C 60068-1:1993 環境試験方法−電気・電子−通則
注記 対応国際規格:IEC 60068-1:1988,Environmental testing. Part 1: General and guidance(IDT)
JIS H 8610:1999 電気亜鉛めっき
注記 対応国際規格:ISO 2081:1986,Metallic coatings−Electroplated coatings of zinc on iron or steel(MOD)
JIS H 8617:1999 ニッケルめっき及びニッケル−クロムめっき
注記 対応国際規格:ISO 1456:1988,Metallic coatings−Electrodeposited coatings of nickel plus chromium and of copper plus nickel plus chromium(MOD)
JIS H 8619:1999 電気すずめっき
注記 対応国際規格:ISO 2093:1986,Electroplated coatings of tin−Specification and test methods(MOD)
JIS Z 2371:2000 塩水噴霧試験方法 IEC 60352-2:2006,Solderless connections−Part 2: Crimped connections−General requirements, test methods and practical guidance
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1 平形接続子(flat quick-connect termination) メールタブ及び平形接続端子で構成される電気的接続子。工具を使用するか又は使用しないで挿入及び引抜きができる。
3.2 メールタブ(male tab) 平形接続端子とかん(嵌)合する相手側の端子。
3.3 試験用メールタブ(male test tab) 製造された平形接続端子及び機械的試験を行う目的で製造された公差が狭いメールタブ。
3.4 平形接続端子(female connector) メールタブとかん合する相手側の端子。
3.5 戻止め(detent) かん合部にラッチ機能をもたせるため,平形接続端子の突起部を収めるようメールタブに設けたへこみ(ディンプル)又は孔。 3.6 最高許容温度(maximum permissible temperature) 平形接続子が通常の使用において許容される最高温度。
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