JIS A1509-6:2014 pdfダウンロード
JIS A1509-6:2014 pdfダウンロード。セラミックタイル試験方法− 第6部:床タイルの耐表面摩耗性試験方法 Test methods for ceramic tiles Part 6: Determination of resistance to surface abrasion for floor tiles
1 適用範囲
この規格は,セラミックタイル(以下,タイルという。)のうち,屋外床及び屋内床に使用するタイルの耐表面摩耗性試験方法について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 10545-7:1996,Ceramic tiles−Part 7: Determination of resistance to surface abrasion for glazed tiles(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 5209 セラミックタイル
JIS R 6111 人造研削材
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 5209による。
4 試験・測定の原理
タイルの表面上で研磨材料を回転させ,表面のす(磨)り減り度合いを未試験タイルと比較し,耐摩耗性を評価する。
5 装置及び器具
5.1 摩耗装置 図1に示すように偏しん(心)円運動する水平支持板及び試料固定ホルダー(以下,ホルダーという。)で構成され,各ホルダーは,水平支持板との中心間距離が195 mmの位置に互いに等間隔に取り付けられている。また,設定した摩耗回転数で自動的に停止する機能をもつ。
a) 水平支持板 偏しん(心)距離(e)22.5 mm,回転速度300 rpmで設計されたもの。
b) 試料固定ホルダー 図2に示すように研磨材料が漏れないように厚さ9 mmのゴムシール部をもつ金属製の円筒形容器で,上部に研磨材料を投入するための穴及び飛散防止のための蓋をもつ。試料を固定したときのホルダー内部の寸法は,内径83 mm(試験面積は54 cm2),高さ25.5 mmである。
5.2 研磨材料 1個のホルダーに投入する研磨材料の構成は,次による。 なお,鋼球は著しいさび(錆)の付着があってはならない。
a) 鋼球 1) 直径5 mm 70 g 2) 直径3 mm 50 g 3) 直径2 mm 45 g 4) 直径1 mm 10 g
b) JIS R 6111に規定する白色アルミナ研削材F80 3 g
c) 水道水 20 ml 5.3 目視評価装置 照度500 lx以上の照明下で観察できるよう,色温度が5 000〜6 700 Kの蛍光ランプを試料の真上に配置した観察箱(図3参照)。箱の大きさは610 mm×610 mm×610 mmで,内部は灰色に塗装する。また,光源が直接目に入らないようにする。
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