JIS A1222:2013 pdfダウンロード
JIS A1222:2013 pdfダウンロード。現場CBR試験方法 Test method for the California Bearing Ratio (CBR) of in-situ soil
1 適用範囲
この規格は,原位置の土のCBRを求める試験方法について規定する。また,この試験は,安定処理した土にも適用できる。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 1203 土の含水比試験方法 JIS A 1211 CBR試験方法 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1 CBR 路床又は路盤材の材料としての強さを表す指数。
3.2 安定処理 セメント系又は石灰系の固化材,高分子材系の土質改良材を混合し,土の性状を化学的に改良すること。
3.3 含水比
土に含まれている水の質量と,その土の乾燥質量との比を百分率で表したもの。
3.4 標準載荷圧力(標準荷重) 締め固めた砕石層に対して行った貫入試験から得られた所定の貫入量に対する載荷圧力(荷重)。
4 試験装置及び器具
4.1 現場CBR試験機
現場CBR試験機は,載荷装置,荷重計,貫入ピストン及び貫入量測定装置から構成され,次の条件を満たすものとする。試験機の例を,図1に示す。
a) 載荷装置 載荷装置は,CBRの大きさに応じて十分な能力のものを用いることとし,スクリュージャッキ又はオイルジャッキを使用する。貫入速さは,1 mm/minの一定速度で連続的に与えることができるものでなければならない。 なお,載荷装置の載荷能力は,50 kN以上のものが望ましい。
b) 荷重計 荷重計は,プルービングリング1) 又は電気的に荷重を指示できるもので,予想される最大荷重の±1 %程度の許容差で荷重が測定できるものとする。
注1) 円形又は楕円形の弾性変形するばね状の荷重計。
c) 貫入ピストン 貫入ピストンは,直径(50±0.12)mmの鋼製円柱形のものとする。
d) 貫入量測定装置 貫入量測定装置は,変位計,その取付け具及び架台からなるものとする。
e) 変位計 変位計は,最小目盛が1/100 mm以下で,20 mm以上測定できるダイヤルゲージ又はこれと同等の性能をもつ電気式変位計を用いることができる。
4.2 反力装置 反力装置は,予想される荷重に十分対応できるものとする。ダンプトラックなどを用いることができる。
4.3 その他の器具
a) 荷重板 荷重板は,JIS A 1211に規定するもの4個を用意する。
b) スコップ,ハンドスコップ及び直ナイフ 直ナイフは,鋼製で片刃のついた長さ250 mm以上のものとする。 c) ストップウォッチ又は時計
d) 乾燥砂
e) 含水比測定器具 含水比測定器具は,JIS A 1203に規定するものとする。
5 試験方法 試験方法は,次による。 なお,1地点(測定点)における試験回数は,1回とする。
a) 試験箇所の表面を直径約300 mmの水平な面に仕上げ,乾燥砂を薄く敷きならす。
b) 試験装置を組み立て,試験面に荷重板を4個載せる。
c) 貫入ピストンを試験面に密着させるために0.05 kN以下の荷重を加える。このときの荷重計及び貫入量測定装置の読みを初期値とする。
d) 貫入ピストンを1 mm/minの速さで貫入させ,貫入量が0.5 mm,1.0 mm,1.5 mm,2.0 mm,2.5 mm,3.0 mm,4.0 mm,5.0 mm,7.5 mm,10.0 mm及び12.5 mmのとき,荷重計の読みを記録する。貫入量が12.5 mmになる前に荷重計の読みが最大値に達したときは,そのときの荷重計の読みと貫入量(mm)を記録する。
e) 貫入試験の終了後,ピストン貫入部付近から試料を採取してJIS A 1203によって含水比(%)を求めることとする。 6 記録及び整理 試験結果の記録及び整理は,次による。
なお,貫入量は0.01 mm単位,含水比及びCBRは0.1 %単位で表示する。また,数値の丸め方は四捨五入とする。
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