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JIS Z8814:2012 pdfダウンロード

JIS 09-18
JIS Z8814:2012 pdfダウンロード

JIS Z8814:2012 pdfダウンロード。ロウボリウム エアサンプラ Low volume air samplers
1 適用範囲
この規格は,空気中に浮遊する吸入性粉じんの質量濃度の測定に用いるサンプラのうち,吸引流量が30 L/min以下で分粒機能をもつエアサンプラ(以下,サンプラという。)について規定する。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
ISO 7708,Air quality−Particle size fraction definitions for health-related sampling 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1 吸入性粉じん(respirable dust) 分粒装置を装着したろ過材上に採取された粉じん。 3.2 粒径(particle size) 粒子の大きさを,空気動力学的挙動が等価な比重1.0の球形粒子の直径で表したもの。
3.3 質量濃度(mass concentration) 大気を採取しているときの温度及び圧力における単位体積中の浮遊する粒子状物質の質量。
注記 単位は,ミリグラム毎立方メートル(mg/m3)で表す。
3.4 分粒(classification) 粒子を所定の粒径を境にして大きな粒子と小さな粒子とに分離すること。
3.5 分粒径
分粒装置を通過する粒子の割合で表す粒径。
注記 例えば,同一粒径の粒子状物質が50 %通過する場合,50 %分粒径という。
3.6 実流量 空気を採取しているときの大気温度及び大気圧において,採取場所で実際に吸引される大気の体積流量。
3.7 積算流量 空気の採取を開始してから終了するまでに採取した空気の総量。
4 構成及び各部の構造
4.1 構成 サンプラは,図1に示すように分粒装置,ろ過材保持具,流量制御部及び吸引ポンプで構成する。
4.2 各部の構造
4.2.1 分粒装置 分粒装置の種類は,分粒方式によって,重力沈降形,慣性衝突形及び遠心沈降形の3種類とする。重力沈降形は多段平行板式分粒装置,慣性衝突形は慣性衝突式分粒装置,遠心沈降形はサイクロン式分粒装置とし,その構造は,次のとおりとする。
a) 重力沈降形 図2に多段平行板式分粒装置の例を示す。装置は,薄い平板を一定間隔で複数枚平行に重ね合わせた構造であり,これを水平に保った状態で空気を吸引したとき,平行板の間を空気が通り抜ける間に,大きな粒子が重力によって並行板上に沈降し,測定する限界粒子径以下の粒径の粒子だけが通過するものでなければならない。
b) 慣性衝突形 図3に慣性衝突式分粒装置の例を示す。装置は,ノズルの出口に衝突板をノズルと直角に配置した構造で,ノズルを通して大気を吸引したとき,大きな粒子は衝突板に衝突し,小さな粒子が通過するものでなければならない。

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