JIS G0567:2012 pdfダウンロード
JIS G0567:2012 pdfダウンロード。鉄鋼材料及び耐熱合金の高温引張試験方法 Method of elevated temperature tensile test for steels and heat-resisting alloys
1 適用範囲
この規格は,室温を超える温度における鉄鋼材料,耐熱合金などの引張試験方法について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 6892-2:2018,Metallic materials−Tensile testing−Part 2: Method of test at elevated temperature(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。
警告 この規格に基づいて試験を行う者は,通常の試験室での作業に精通していることを前提とする。この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。この規格の利用者は,各自の責任において安全及び健康に対する措置をとらなければならない。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7721 引張試験機・圧縮試験機−力計測系の校正方法及び検証方法
注記 ISO 7500-1,Metallic materials−Verification of static uniaxial testing machines−Part 1: Tension/compression testing machines−Verification and calibration of the force-measuring system JIS B 7741 一軸試験に使用する伸び計システムの校正方法
注記 ISO 9513,Metallic materials−Calibration of extensometers used in uniaxial testing
JIS G 0202 鉄鋼用語(試験)
JIS Z 2241 金属材料引張試験方法
注記 ISO 6892-1,Metallic materials−Tensile testing−Part 1: Method of test at room temperature
JIS Z 8401 数値の丸め方
3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS G 0202及びJIS Z 2241による。 通常,試験片の全ての形状及び寸法は,室温で測定したものを基にする。伸び計の標点距離については,例外としてもよい(3.3及び10.2.2参照)。
注記 次の特性については,材料規格又は受渡当事者間の協定のない限り,通常,高温での測定は,行わない。
− 耐力(永久伸び法)(permanent set strength),Rr
− 永久伸び(%)(percentage permanent elongation/extension)
− 降伏点伸び(%)(percentage yield point extension),Ae
− 最大試験力時全伸び(%)(percentage total extension at maximum force),Agt − 最大試験力時塑性伸び(%)(percentage plastic extension at maximum force),Ag − 破断時全伸び(%)(percentage total extension at fracture),At
3.1 原標点距離(original gauge length),Lo 試験片を加熱する前及び試験力を負荷する前に室温で測定した標点距離。
3.2 破断伸び(%)(percentage elongation after fracture),A 破断後の室温での永久伸び(Lu−Lo)を原標点距離Loに対して百分率で表したもの。 注記 詳細は,JIS Z 2241を参照。JIS Z 2241では,最終標点距離Luは,破断後に室温で測定する,試験片にしるされた標点距離と定義されている。
3.3 伸び計標点距離(extensometer gauge length),Le 伸び計を使って伸びの測定に用いる伸び計の標点距離。
3.4 伸び計伸び(extension) 試験中の所定のときの伸び計標点距離Leの増分。
3.4.1 伸び計伸び(%)(percentage extension) 伸び計標点距離Le(3.3)の増分を伸び計標点距離Leに対して百分率で表したもの。
3.5 絞り(%)(percentage reduction of area),Z 試験中に発生した断面積の最大変化量(So−Su)を室温での寸法を基に計算して,原断面積Soの百分率で表したもの。
注記1 Suは,破断後の最小断面積。
注記2 詳細は,JIS Z 2241を参照。 3.6 応力(stress),R 試験中の任意の時点の試験力を試験片の原断面積Soで除した値。
注記 この規格で参照する全ての応力は,室温で測定した寸法によって求めた試験片の原断面積を用いて計算した応力(engineering stress)である。
- Previous:JIS F8521:2012 pdfダウンロード
- Next:JIS G0582:2012 pdfダウンロード