JIS B0003:2012 pdfダウンロード
JIS B0003:2012 pdfダウンロード。歯車製図 Technical drawings-Gears
1 適用範囲
この規格は,一般の機械に用いる次の8種類の歯車製造のための製図について規定する。 なお,この規格は,歯車特有の事項について規定したもので,歯車の図面に含まれる一般事項については,JIS B 0001,JIS B 0021及びJIS B 0031による。
a) 平歯車(図1)
b) はすば歯車(図2及び図3)
c) やまば歯車(図4)
d) ねじ歯車(図5)
e) すぐばかさ歯車(図6)
f) まがりばかさ歯車(図7)
g) ハイポイドギヤ(図8)
h) ウォーム及びウォームホイール(図9及び図10)
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0001 機械製図
JIS B 0021 製品の幾何特性仕様(GPS)−幾何公差表示方式−形状,姿勢,位置及び振れの公差表示方式
JIS B 0031 製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状の図示方法
JIS B 0102:1999 歯車用語−幾何学的定義
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0102による。
4 歯車の図示
4.1 部品図の要目表及び図の記入事項 歯車の部品図は,要目表及び図を併用し,それぞれの記入事項は,次による。
a) 要目表には,歯車諸元を記入する。必要に応じて,加工,組立て,検査などに関する事項を記入する。JIS B 1701-1及びJIS B 1701-2,また,精度については,JIS B 1702-1,JIS B 1702-2,JIS B 1702-3及びJIS B 1704を参照。
b) 図には,要目表に記載された事項から決定できない寸法を記載する。また,必要に応じて基準面を記入する。
c) 材料,熱処理,硬さなどに関する事項は,必要に応じて要目表の注記欄又は図中に適宜記入する。
d) 図1〜図10に,各種歯車の部品図の例を示す。形状,数値,注記内容などは,全て例示であり,歯車特有の寸法以外は,記入を省略したものもある。 注記 バックラッシについては,JIS B 1705及び日本歯車工業会規格JGMA 1103-01に,また,歯当たりについては,JGMA 1002-01に例が記載されている。 なお,要目表にある*印を付けた事項は,必要に応じて記入する。
e) この規格の図の寸法には,寸法許容差を省略したものがあるが,実際の図面には,必要な寸法許容差を全て記入する必要がある。
4.2 図示方法
4.2.1 線の用い方 線の用い方は,次による。
a) 歯先円は,太い実線で表す。
b) 基準円は,細い一点鎖線で表す。
c) 歯底円は,細い実線で表す。ただし,軸に直角な方向から見た図(以下,主投影図という。)を断面で図示するときは,歯底の線は太い実線で表す(図1〜図8,図10及び図15参照)。 なお,歯底円は記入を省略してもよく,特に,かさ歯車及びウォームホイールの軸方向から見た図では,原則として省略する(図6〜図8及び図10参照)。
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