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JIS A5523:2012 pdfダウンロード

JIS 09-18
JIS A5523:2012 pdfダウンロード

JIS A5523:2012 pdfダウンロード。溶接用熱間圧延鋼矢板 Weldable hot rolled steel sheet piles
10 試験
10.1 分析試験 分析試験は,次による。
a) 分析試験の一般事項及び分析試料の採り方は,JIS G 0404の箇条8(化学成分)による。
b) 溶鋼分析方法は,JIS G 0320による。
c) フリー窒素の定量方法は,附属書Aに示す鋼−窒化物型窒素定量方法による。
d) フリー窒素の定量における窒化物型窒素の定量は,製品から採取した試料によって,1溶鋼ごとに実施する。この場合の分析試料の採り方は,JIS G 0321の箇条4(分析用試料採取方法)による。ただし,供試材は,破断後の引張試験片を用いてもよい。
10.2 機械試験 10.2.1 試験一般 機械試験の一般事項は,JIS G 0404の箇条7(一般要求)及び箇条9(機械的性質)による。ただし,供試材の採り方はJIS G 0404の7.6(試験片採取条件及び試験片)のA類とし,試験片の数及び採取位置並びに採取方向は,次による。
a) 引張試験片の数 引張試験片の数は,同一溶鋼,同一断面形状及び同一断面寸法ごとのものを一括して一組とし,引張試験片を1個採取する。ただし,一組の質量が,50 tを超える場合は2個採取する。
b) 衝撃試験片の数 衝撃試験片の数は,同一溶鋼,同一断面形状及び同一断面寸法ごとのものを一括して一組とし,供試材を1個採取し,これから試験片を3個採取する。
c) 引張試験片の採取位置及び採取方向 引張試験片は,図3に示す位置から圧延方向に平行に採取する。図3によることができない場合は,これに近い位置とする。
d) 衝撃試験片の採取位置 衝撃試験片採取用供試材は,図3に示す位置から採取する。衝撃試験片の厚さ方向の採取位置は,図4による。
10.2.2 試験片 引張試験片及び衝撃試験片は,次による。
a) 引張試験片は,JIS Z 2241の1A号又は14B号とする。
b) 衝撃試験片は,JIS Z 2242のVノッチ試験片とする。標準試験片が採取できない場合は,幅が7.5 mm又は5 mmのサブサイズ試験片を用いてもよい。
10.2.3 試験方法
a) 引張試験の方法は,JIS Z 2241による。
10.3 直線形鋼矢板の継手引張試験 直線形鋼矢板の継手引張試験は,次による。
a) 継手引張試験片は,同一溶鋼,同一断面寸法ごとに圧延方向と直角に一組2個採取する。この場合,1個の試験片の寸法は,幅約100 mm,長さ約300 mmとし,鋼矢板の両側の継手を代表するように,それぞれ片側に継手をもつ試験片一組を採取する。
b) 継手引張試験の方法は,JIS Z 2241によって継手離脱強度(継手が離脱する前に試験片が破断したときはその破断強度)を測定する。この場合,試験片は図5に示すとおり継手をかみ合わせ,引張軸と試験片の軸とが平行になるようにセットし,つかみ間隔は400 mm以上とする。
1 検査 検査は,次による。
a) 検査の一般事項は,JIS G 0404による。
b) 化学成分は,箇条5に適合しなければならない。
c) 炭素当量は,箇条6に適合しなければならない。
d) 機械的性質は,箇条7に適合しなければならない。
e) 形状及び寸法は,箇条8に適合しなければならない。
f) 外観は,箇条9に適合しなければならない。
12 再検査 再検査は,次による。
a) 引張試験又は継手引張試験で合格にならなかった鋼矢板は,JIS G 0404の9.8(再試験)によって再試験を行い,合否を決定してもよい。
b) 衝撃試験が,JIS G 0404の9.6(組試験の結果の評価)で合格にならなかった鋼材は,JIS G 0404の9.8(再試験)によって再試験を行い,合否を決定してもよい。
13 表示 検査に合格した鋼矢板は,打込み開始時まで容易に消えない適切な方法で,鋼矢板ごとに次の項目を表示しなければならない。ただし,注文者の承認を得た場合は,その一部を省略してもよい。
a) 種類の記号
b) 溶鋼番号又は検査番号
c) 形状及び寸法(又は断面性能)を表す略号(受渡当事者間で合意された略号)
d) 長さ(メートルで表す。)
e) 製造業者名又はその略号

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