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JIS A1154:2012 pdfダウンロード

JIS 09-18
JIS A1154:2012 pdfダウンロード

JIS A1154:2012 pdfダウンロード。硬化コンクリート中に含まれる 塩化物イオンの試験方法 Methods of test for chloride ion content in hardened concrete
1 適用範囲
この規格は,硬化コンクリート中の,硝酸で抽出される塩化物イオンの試験方法について規定する1)。 なお,技術上重要な改正に関する旧規格との対照を附属書Cに記載する。
注記 硬化コンクリートに含まれる塩化物イオンを,50 ℃の温水に抽出し,分析する方法もある(附属書B参照)。
注1) 硝酸で抽出される塩化物イオンは,硬化コンクリートに含まれる塩化物イオンの全量と考えられている。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0557 用水・排水の試験に用いる水
JIS K 8005 容量分析用標準物質
JIS K 8102 エタノール(95)(試薬)
JIS K 8230 過酸化水素(試薬)
JIS K 8541 硝酸(試薬)
JIS K 8550 硝酸銀(試薬)
JIS K 8617 炭酸カルシウム(試薬)
JIS K 8646 デキストリン水和物(試薬)
JIS K 8830 ウラニン(試薬)
JIS K 8982 硫酸アンモニウム鉄(III)・12水(試薬)
JIS P 3801 ろ紙(化学分析用)
JIS R 1301 化学分析用磁器るつぼ
JIS R 1302 化学分析用磁器蒸発ざら
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS R 3505 ガラス製体積計 JIS Z 0701 包装用シリカゲル乾燥剤
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1 全塩化物イオン 硬化コンクリートから硝酸で抽出される塩化物イオン。
4 共通事項
分析方法に共通な一般事項は,次による。
a) 通則 化学分析に共通する一般事項は,JIS K 0050による。
b) 水 JIS K 0557に規定するA4と同等程度以上の品質をもつ水とする。
c) 試薬 試薬は,次による。
1) 試薬は,当該JISに規定する特級又はこれと同等の品質のものを用いる。 滴定液類の標定には,JIS K 8005に規定する容量分析用標準物質2) を用いる。
注2) 認証書が添付された認証標準物質(CRM)も市販されている。 2) 試薬類の溶液の濃度は,特に断らない限り,g/L又はmg/L,及びモル濃度は,mol/L又はmmol/Lで示す。
3) 試薬類の溶液名称の後に( )で示されている濃度は,標準液以外は概略の濃度であることを意味する。例えば,硝酸(2 mol/L)は約2 mol/Lの硝酸溶液であることを示す。また,溶液名の前に示される濃度は,正確な濃度を意味する。ただし,一般には,端数のない数値で示し,別にファクターを求めておく。
4) 標準液を薄めて低濃度の標準液を調製する場合には,特に断らない限り10 mL以上の全量ピペットでとる。
5) 試薬類及び廃液などの取扱いについては,関係法令などに従い十分に注意する。
d) 器具類 器具類は,次による。
1) ガラス器具は,特に断らない限りJIS R 3503及びJIS R 3505に規定するものを使用する。デシケーターに用いる乾燥剤は,JIS Z 0701に規定する包装用シリカゲルA形1種を用いる。
2) 磁器るつぼ及び磁器蒸発皿は,JIS R 1301及びJIS R 1302に規定するものを使用する。ただし,それぞれの項目で扱う試料の量に応じて適切な容量のものを使用する。
3) ろ紙は,JIS P 3801に規定する定量分析用5種B,5種C又は6種を使用する。ただし,それぞれの項目で適切な寸法のものを使用する。
4) 特に断らない限り試薬の計量には,最小目盛り0.1 mg以下の化学天びんを用いる。
5 分析試料の採り方及び取扱い方
5.1 分析試料の採り方 分析試料(以下,試料という。)は,硬化したモルタル,コンクリートの供試体,採取コア,深さ方向別に切断した試料片,ドリル粉などで,0.15 mm以下に微粉砕したものを用いる。 注記 コンクリートコアを試料とする場合,附属書Aによって,粉砕し,調整する方法がある。
5.2 試料の保存 試料は,吸湿しないようにデシケーターに保存する。

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