JIS T3270:2013 pdfダウンロード
JIS T3270:2013 pdfダウンロード。長期使用尿管用チューブステント Ureteral tube stents for long-term use
1 適用範囲
この規格は,長期的使用を目的として,腎う(盂),尿管に挿入・留置して,排のう(膿),排液,洗浄などに用いる柔軟性のあるチューブ(以下,尿管用ステントという。)について規定する。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。 JIS T 0307:2004 医療機器−医療機器のラベル,ラベリング及び供給される情報に用いる図記号
JIS T 0993-1:2012 医療機器の生物学的評価−第1部:リスクマネジメントプロセスにおける評価及び試験 JIS T 3242:2011 非血管用ガイドワイヤ
JIS T 3247:2011 尿管用カテーテル及びイントロデューサキット並びに尿道拡張用バルーンカテーテル
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1 尿管用ステント 腎う(盂),尿管に挿入・留置して,排のう(膿),排液,洗浄などに用いる柔軟性のあるチューブ。両端開放,両端閉塞及び一端閉塞タイプがある。
3.2 スーチャ 尿管用ステントの位置の調整又は体内に挿入した尿管用ステントを抜去するための糸(図1参照)。テザーともいう。
3.3 チップ 尿管用ステントの先端部分(図1参照)。ストレート形状のほか,ピッグテイル,J型など様々な形状がある。
3.4 シャフト 尿管用ステントのチップを除くストレート状の部分(図1参照)。
3.5 側孔 シャフト及びチップにある,液を通すための孔(図1参照)。 3.6 マーカ シャフト及びチップについている目印(図1参照)。挿入された位置の距離を測定する機能をもつ場合 は,“深度目盛”という。
3.7 イントロデューサキット 尿管用ステントを挿入するための術式に使用する附属品(ガイドワイヤ,尿管用カテーテル,プッシャ,固定具,アダプタなど)を,同一の包装にした製品(図2参照)。 なお,附属品には一般に次のものがある。
a) ガイドワイヤ ステントなどの内側に通してステントなどを留置部位へ誘導し,留置を容易にするための柔軟性のある器具。
b) 尿管用カテーテル 尿道・ぼうこう(膀胱)を通して尿管内に挿入し,拡張,排液,造影,尿路の確保などを目的とするカテーテル。
c) プッシャ 尿管用ステントを挿入するためのスティック状の器具。
d) 固定具 プッシャとガイドワイヤとを固定するために用いる器具。
e) アダプタ 尿管用ステントに装着するための器具。
4 構成及び各部の名称
一般的な尿管用ステントの構成及び各部の名称を図1に,また,イントロデューサキットを図2に例として示す。
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