JIS K8364:2013 pdfダウンロード
JIS K8364:2013 pdfダウンロード。酢酸カルシウム一水和物(試薬) Calcium acetate monohydrate (Reagent)
6 試験方法
6.1 一般事項 試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。
6.2 純度[(CH3COO)2Ca・H2O] 純度[(CH3COO)2Ca・H2O]の試験方法は,次による。
a) 試験用溶液類 試験用溶液類は,次のものを用いる。
1) アンモニア性塩化アンモニウム溶液 JIS K 8116に規定する塩化アンモニウム7 gにJIS K 8085に規定するアンモニア水(質量分率28.0 %〜30.0 %)57 ml及び水を加えて溶かし,水で100 mlにする。ポリエチレン製瓶などに密栓して保存する。
2) エリオクロムブラックT希釈粉末 JIS K 8736に規定するエリオクロムブラックT 0.10 g及びJIS K 8150に規定する塩化ナトリウム10 gを混合する。褐色ガラス製瓶に保存する。
3) 塩酸(1+3)
JIS K 8180に規定する塩酸の体積1と水の体積3とを混合する。
4) 硝酸(1+2)
JIS K 8541に規定する硝酸(質量分率60 %〜61 %)の体積1と水の体積2とを混合する。
5) 水酸化カリウム溶液(100 g/l)
JIS K 8574に規定する水酸化カリウム11.8 gを水に溶かして100 mlにする。ポリエチレン製瓶などに保存する。
6) 水酸化ナトリウム溶液(100 g/l) JIS K 8576に規定する水酸化ナトリウム10.3 gを水に溶かして100 mlにする。ポリエチレン製瓶などに保存する。
7) 2-ヒドロキシ-1-(2-ヒドロキシ-4-スルホ-1-ナフチルアゾ)-3-ナフトエ酸希釈粉末(HSNN希釈粉末)
JIS K 8776に規定する2-ヒドロキシ-1-(2-ヒドロキシ-4-スルホ-1-ナフチルアゾ)-3-ナフトエ酸0.20 g及びJIS K 8962に規定する硫酸カリウム10 gを混合する。褐色ガラス製瓶に保存する。
8) 0.01 mol/l 亜鉛溶液(Zn:0.653 8 g/l) 0.01 mol/l 亜鉛溶液の調製及び計算は,次による。
注記 0.01 mol/l 亜鉛溶液の調製及び計算は,JIS K 8001のJA.5.2(滴定用溶液の調製,標定及び計算)
a) 3)と同じである。
8.1) 調製 調製は,認証標準物質1) 又はJIS K 8005に規定する容量分析用標準物質の亜鉛を用い,次のとおり行う。
8.1.1) 認証標準物質1) の亜鉛を用いる場合は,認証書に定める方法で使用する。
8.1.2) 容量分析用標準物質の亜鉛を用いる場合は,必要量を塩酸(1+3),水,JIS K 8101に規定するエタノール(99.5)及びJIS K 8103に規定するジエチルエーテルで順次洗った後,直ちに上口デシケーター(減圧デシケーター)に入れて,上口デシケーターの内圧2.0 kPa以下で数分間保った後,減圧下で約12時間乾燥する。
8.1.3) 認証標準物質1) 又は容量分析用標準物質の亜鉛0.33 gを0.1 mgの桁まではかりとり,共通すり合わせ冷却管が付けられる三角フラスコ300 mlに移し,水25 ml及び硝酸(1+2)25 mlを加え,冷却管を付けて水浴上で加熱して溶かす。次に,穏やかに煮沸して窒素酸化物を除いた後,放冷し,全量フラスコ500 mlに移し,溶かすのに使用した三角フラスコ及び冷却管を水洗し,洗液を先の全量フラスコ500 mlに加え,更に水を標線まで加えて混合した後,気密容器に入れて保存する。
注1) 容量分析に用いることが可能な認証書の付いた標準物質で,不確かさが算出され国際単位系(SI)へのトレーサビリティが保証されたもの。ただし,認証書のある標準物質を入手できない場合には,含有率が明らかな市販の標準物質を用いることができ,その説明書に従って使用する。 なお,認証標準物質の供給者としては,独立行政法人産業技術総合研究所計量標準総合センター(NMIJ),米国国立標準技術研究所(NIST)などの国家計量機関及び認証標準物質生産者がある。 8.2) 計算 ファクターは,次の式によって算出する。
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