JIS B2352:2013 pdfダウンロード
JIS B2352:2013 pdfダウンロード。ベローズ形伸縮管継手 Bellows type expansion joints
1 適用範囲
この規格は,ベローズ形伸縮管継手(以下,ベローズ管継手という。)の特性について規定する。 なお,この規格は,ベローズの断面が円形で,一つ以上の伸縮素子をもつベローズ管継手に適用する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 15348:2002,Pipework−Metal bellows expansion joints−General(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0151 鉄鋼製管継手用語
JIS B 0202 管用平行ねじ
注記 対応国際規格:ISO 228-1:1994,Pipe threads where pressure-tight joints are not made on the threads−Part 1: Dimensions, tolerances and designation(MOD)
JIS B 0203 管用テーパねじ
注記 対応国際規格:ISO 7-1:1994,Pipe threads where pressure-tight joints are made on the threads−Part 1: Dimensions, tolerances and designation(MOD)
JIS B 2220 鋼製管フランジ
JIS B 2311 一般配管用鋼製突合せ溶接式管継手
JIS B 2312 配管用鋼製突合せ溶接式管継手
JIS B 2313 配管用鋼板製突合せ溶接式管継手
JIS B 8265 圧力容器の構造−一般事項
JIS G 4305 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JIS G 4902 耐食耐熱超合金板 ISO 7268,Pipe components−Definition of nominal pressure ISO 9328-5,Steel flat products for pressure purposes−Technical delivery conditions−Part 5: Weldable fine grain steels, thermomechanically rolled 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS B 0151による。
3.1 ベローズ形伸縮管継手(expansion joint) 軸方向,軸曲げ,軸直角方向などの変位を,一つ以上のベローズの伸縮・屈曲によって吸収する管継手(JIS B 0151の4201参照)。
3.2 コルゲーション(corrugation) 柔軟に伸び,縮み及び屈曲するベローズの素子。
3.3 ベローズ(bellows) 端末円筒部の有無を問わず,1層以上からなる伸縮素子であり,1山以上をもつもの。 注記 ベローズは,リングで補強することができる。 3.4 層数(ply) ベローズの厚さを構成する層の数。
注記 ベローズの厚さは,1層以上の層で構成する。
3.5 ベローズ端末円筒部(cuff)
コルゲーション部と一体のベローズ端末の円筒部。ベローズを溶接して取り付ける箇所として使用する。
3.6 補強カラー(cuff reinforcement collar) ベローズ端末円筒部に設けるリングであって,内圧力に対して補強し,変形を軽減する部材。
3.7 補強リング(root-reinforcing ring) ベローズの谷部外面又は山部内面の形状に合わせるように取り付けるリングであって,内圧力又は外圧力による変形を防止するリング。
注記1 山数が2山以上の波形の間に設けるリングを中間補強リングと呼び,端末に設けるものを端末補強リングと呼ぶ。
注記2 補強リングには,JB.3.4.4に示す調整リングも含まれる。
3.8 溶接リング(welding ring) ベローズを溶接で取り付けることを容易にするために,ベローズ端末円筒部の周囲に設けるリング。
注記1 ベローズが溶接を行うために十分な厚さをもつ場合は,溶接リングを設ける必要はない。
注記2 この用語は,この規格で使用されていないが,対応国際規格に合わせて規定した。
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