JIS K6302:2011 pdfダウンロード
JIS K6302:2011 pdfダウンロード。自転車−タイヤ Cycles-Tyres
1 適用範囲
この規格は,JIS D 9111に規定する自転車に用いる空気入りタイヤ(以下,自転車用タイヤという。)及び運搬車に用いるタイヤ(以下,運搬車用タイヤという。)について規定する。ただし,チューブラタイヤ(丸タイヤ)及びチューブレスタイヤには適用しない。 なお,自転車用タイヤ及び運搬車用タイヤを総称してタイヤという。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 5775-1:1997,Bicycle tyres and rims−Part 1: Tyre designations and dimensions(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7721 引張試験機・圧縮試験機−力計測系の校正方法及び検証方法
JIS D 9111 自転車−分類及び諸元
JIS D 9421 自転車−リム
注記 対応国際規格:ISO 5775-2:1996,Bicycle tyres and rims−Part 2: Rims及びAmendment 1:2001(MOD)
JIS K 6250 ゴム−物理試験方法通則
JIS K 6251 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−引張特性の求め方
JIS K 6259 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−耐オゾン性の求め方 JIS L 1017 化学繊維タイヤコード試験方法
JIS Z 2241 金属材料引張試験方法
JIS Z 8401 数値の丸め方
3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1 タイヤの呼び タイヤの呼びは,“(タイヤ外径の呼び)×(タイヤ幅の呼び)”又は“(タイヤ幅の呼び)−(リム径の呼び)”とする。
3.2 適用リム タイヤの性能を有効に発揮させるのに適したリム。ただし,適用リムの種類,形式及び呼びは,JIS D 9421を参照。
3.3 設計寸法 タイヤの設計の基準となる寸法。タイヤの総幅及びタイヤの外径の総称(表1〜表3参照)。
3.4 タイヤの総幅 タイヤを適用リムに装着して,標準空気圧を充填し,負荷を加えない状態1) でのタイヤの最大幅(図1〜図4参照)。
注記 タイヤ幅は,タイヤの総幅の模様,文字などを除いたサイドウォール間の直線距離である。
注1) タイヤが接地しない状態をいう。
3.5 タイヤの外径 タイヤを適用リムに装着して,標準空気圧を充填し,負荷を加えない状態1) の外径(図1〜図4参照)。
3.6 表示空気圧 タイヤの性能を有効に発揮させるためにタイヤに表示してある空気圧。
3.7 標準空気圧 タイヤの性能を有効に発揮させるのに適した空気圧。 3.8 最大空気圧 タイヤの性能を有効に発揮させるのに適した空気圧の最大値。
3.9 推奨空気圧範囲 タイヤの性能を有効に発揮させるのに適した空気圧の範囲(最大値及び最小値)。
3.10 最大負荷 タイヤに標準空気圧を充填したとき,タイヤの耐久性を有効に発揮させることができる最大の負荷。
3.11 PR(プライレーティング) タイヤ強度の目安。最低等級は2 PRであり,2 PRの場合はその表示を省略することができる。
3.12 運搬車用タイヤ タイヤ幅の呼びが1 3/4以上で4未満のBEタイヤ又はWOタイヤで,リヤカー,一輪車などの人力で動かす運搬用車両に用いるタイヤ。
3.13 トレッド タイヤの接地部分のゴム層(図1〜図4参照)。
3.14 ビード部 タイヤとリムとのかん合部分(図1〜図4参照)。
3.15 サイドウォール トレッドとビード部との間のゴム層(図1〜図4参照)。
3.16 裏布 タイヤ内部でプライを形成している繊維線(コード)。
3.17 プライ コードの層。裏布の枚数で表す。
4 種類 タイヤの種類は,用途及びビード部の形式によって区分し,次による。
a) 用途による区分 用途による区分は,自転車用タイヤ及び運搬車用タイヤの2種類とする。
b) ビード部の形式による区分 ビード部の形式による区分は,次の3種類とする。
1) WO 2) タイヤ(図1参照)
2) HE
3) タイヤ(図2参照)
3) BE 4) タイヤ(図3参照)
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