JIS A4112:2011 pdfダウンロード
JIS A4112:2011 pdfダウンロード。太陽集熱器 Solar collectors
1 適用範囲
この規格は,集熱媒体を強制循環する平板形,真空ガラス管形などの非追尾式の太陽集熱器及び太陽光発電機能付き集熱器(以下,集熱器という。)について規定する。この規格は,反射体を備えている集熱器,集光体を備えている集熱器,及びヒートパイプなどの集熱体から集熱媒体に伝熱のための作動媒体を備えている集熱器に適用するが,ヒートポンプ形の集熱器には適用しない。また,太陽光発電機能付き集熱器において,発電に関する電気的特性,安全性などについては規定していない。
なお,空気集熱式の空気漏えい(洩)試験を附属書Dに,圧力損失試験を附属書Eに,及び技術上重要な改正に関する新旧対照表を附属書Fに示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 1415 高分子系建築材料の実験室光源による暴露試験方法
JIS A 5701 ガラス繊維強化ポリエステル波板
JIS A 5752 金属製建具用ガラスパテ
JIS A 5756 建築用ガスケット
JIS A 5758 建築用シーリング材
JIS A 9504 人造鉱物繊維保温材
JIS A 9511 発泡プラスチック保温材
JIS A 9521 建築用断熱材
JIS B 1501 転がり軸受−鋼球
JIS B 2301 ねじ込み式可鍛鋳鉄製管継手
JIS B 2302 ねじ込み式鋼管製管継手
JIS B 7552 液体用流量計の校正方法及び試験方法
JIS B 7554 電磁流量計
JIS B 7555 コリオリメータによる流量計測方法(質量流量,密度及び体積流量計測)
JIS B 7556 気体用流量計の校正及び器差試験
JIS G 3131 熱間圧延軟鋼板及び鋼帯
JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯
JIS G 3302 溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
JIS G 3312 塗装溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
JIS G 3313 電気亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
JIS G 3314 溶融アルミニウムめっき鋼板及び鋼帯
JIS G 3317 溶融亜鉛−5 %アルミニウム合金めっき鋼板及び鋼帯
JIS G 3318 塗装溶融亜鉛−5 %アルミニウム合金めっき鋼板及び鋼帯
JIS G 3320 塗装ステンレス鋼板及び鋼帯
JIS G 3321 溶融55 %アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板及び鋼帯
JIS G 3322 塗装溶融55 %アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板及び鋼帯
JIS G 3442 水配管用亜鉛めっき鋼管 JIS G 3448 一般配管用ステンレス鋼鋼管
JIS G 3452 配管用炭素鋼鋼管 JIS G 3459 配管用ステンレス鋼鋼管
JIS G 4305 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JIS H 3100 銅及び銅合金の板及び条 JIS H 3250 銅及び銅合金の棒
JIS H 3300 銅及び銅合金の継目無管 JIS H 3401 銅及び銅合金の管継手
JIS H 4000 アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
JIS H 4100 アルミニウム及びアルミニウム合金の押出形材
JIS H 5120 銅及び銅合金鋳物
JIS H 5121 銅合金連続鋳造鋳物
JIS K 6353 水道用ゴム
JIS K 6401 耐荷重用軟質ポリウレタンフォーム−仕様
JIS K 6718-1 プラスチック−メタクリル樹脂板−タイプ,寸法及び特性−第1部:キャスト板
JIS K 6718-2 プラスチック−メタクリル樹脂板−タイプ,寸法及び特性−第2部:押出板
JIS K 6719-1 プラスチック−ポリカーボネート(PC)成形用材料及び押出用材料−第1部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
JIS K 6720-1 プラスチック−塩化ビニルホモポリマー及びコポリマー(PVC)−第1部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
JIS K 6732 農業用ポリ塩化ビニルフィルム
JIS K 6741 硬質ポリ塩化ビニル管
JIS K 6742 水道用硬質ポリ塩化ビニル管
JIS K 6743 水道用硬質ポリ塩化ビニル管継手
JIS K 6744 ポリ塩化ビニル被覆金属板及び金属帯
JIS K 6745 プラスチック−硬質ポリ塩化ビニル板
JIS K 6761 一般用ポリエチレン管
JIS K 6762 水道用ポリエチレン二層管
JIS K 6781 農業用ポリエチレンフィルム
JIS K 6885 シール用四ふっ化エチレン樹脂未焼成テープ(生テープ)
JIS K 6919 繊維強化プラスチック用液状不飽和ポリエステル樹脂
3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1 液体集熱式集熱器 集熱媒体として,水又は不凍液などの液体を用いるもの。
3.2 空気集熱式集熱器 集熱媒体として,空気を用いるもの。
3.3 集熱体
入射した太陽放射エネルギーを吸収して,熱エネルギーに変換し,集熱媒体に伝熱するもの。
3.4 集熱媒体 集熱器から蓄熱槽又は熱利用システムに熱エネルギーを運ぶ媒体。
3.5 作動媒体 ヒートパイプ形集熱器において集熱体から集熱媒体へ,熱エネルギーを運ぶ媒体。
3.6 不凍液 集熱器,配管が水の凍結によって破損するのを防ぐために用いる液体。
3.7 透過体 太陽光を透過し,集熱体からの対流及び放射熱損失を低減するために,集熱器の表面に用いるもの。
3.8 反射体 太陽放射エネルギーを反射し,集熱体への入射量を増加させるもの。
3.9 集光体 レンズ及び曲面状又は折板状の反射体であって,光学的に太陽放射エネルギーを集熱体に集めるもの。
3.10 集熱面 集熱器の平行光線による投影面積が最大となる平面。ただし,集光体を備えている集熱器にあっては,集光体の開口面積が最大となる平面。
3.11 集熱器総面積 集熱器の取付金具,集熱器の外部配管接続口など集熱器からの突出部を除いた3.10に定義した集熱面に平行な面への投影面積(A=W×L)。(図1参照) 集熱器を現場で施工する場合には,上記に加え,供給業者標準仕様によって構成される最小又は適切な寸法の1単位を集熱器とみなす。その場合,集熱器の取付けのための構造は,集熱器総面積から除外してもよいが,その構造が集熱器の構成,熱媒流路,断熱,気密など,集熱器を構成する機能をもつ場合には除外してはならない。
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