JIS A5530:2010 pdfダウンロード
JIS A5530:2010 pdfダウンロード。鋼管矢板 Steel pipe sheet piles
1 適用範囲
この規格は,土留め,締切り1),構造物の基礎などに使用する鋼管矢板2)(以下,鋼管矢板という。)について規定する。 注記 この規格は,主として,鋼管本体の外径500 mm〜2 000 mmの鋼管矢板に適用されている。
注1) 締切りとは,水の浸入を防ぐことを目的とした囲い壁のことをいう。
2) 鋼管矢板は,鋼管本体に継手を取り付けたものをいうが,使用条件又は本体構成によっては一部に継手の付かないものもある。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS G 0320 鋼材の溶鋼分析方法
JIS G 0404 鋼材の一般受渡し条件
JIS G 0415 鋼及び鋼製品−検査文書
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 3192 熱間圧延形鋼の形状,寸法,質量及びその許容差
JIS G 3193 熱間圧延鋼板及び鋼帯の形状,寸法,質量及びその許容差
JIS G 3444 一般構造用炭素鋼鋼管
JIS Z 2241 金属材料引張試験方法 JIS Z 3104 鋼溶接継手の放射線透過試験方法
JIS Z 3121 突合せ溶接継手の引張試験方法 JIS Z 3211 軟鋼,高張力鋼及び低温用鋼用被覆アーク溶接棒
JIS Z 3312 軟鋼,高張力鋼及び低温用鋼用のマグ溶接及びミグ溶接ソリッドワイヤ
JIS Z 3313 軟鋼,高張力鋼及び低温用鋼用アーク溶接フラックス入りワイヤ
JIS Z 3351 炭素鋼及び低合金鋼用サブマージアーク溶接ソリッドワイヤ
JIS Z 3352 サブマージアーク溶接及びエレクトロスラグ溶接用フラックス
JIS Z 8401 数値の丸め方
3 鋼管矢板の構成
鋼管本体の構成及び各部の呼び名を図1に,鋼管矢板の構成及び各部の呼び名を図2に,現場で連結する鋼管矢板の構成及び各部の呼び名を図3に示す。
4 種類の記号 鋼管矢板は,2種類とし,種類の記号は,表1による
5 製造方法 製造方法は,次による。
a) 素管は,アーク溶接によるスパイラルシーム溶接若しくはストレートシーム溶接,又は電気抵抗溶接によって製造する。 なお,工場円周溶接においては,素管のシーム溶接部端部を,互いに円周方向に,円周長の1/8以上ずらさなければならない。
b) 鋼管本体は,素管のまま又は素管を工場円周溶接した継ぎ管とする。また,継ぎ管は,種類の異なる素管又は厚さの異なる素管を工場円周溶接してもよい。
c) 鋼管矢板は,鋼管本体に継手を溶接して製造する。
6 化学成分 素管は,13.1によって試験を行い,その溶鋼分析値は,表2による。
7 機械的性質 素管は,13.2によって試験を行い,その引張強さ,降伏点又は耐力,伸び,溶接部引張強さ,及びへん平性は,表3による。へん平性の場合は,表3による平板間の距離まで圧縮したとき,試験片に割れを生じてはならない。ただし,溶接部引張強さは,アーク溶接によって製造した素管に適用し,へん平性は,電気抵抗溶接によって製造した素管に適用する
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