JIS X6176:2006 pdfダウンロード
JIS X6176:2006 pdfダウンロード。情報交換用 12.65 mm 幅, ヘリ カル走査記録, 磁気テープカセット- DTF-2 様式 Information technology 12.65 mm wide magnetic tape cassette for information interchange Helical scan recording DTF-2
1. 適用範囲 この規格は, 電子計算機, 関連周辺端末機器などの機器及びシステム間で情報交換に用いる 12.65 mm 幅, ヘリ カル走査記録, DTF-2( Digital Tape Format No.2) 様式, 磁気テープカセットの構造,寸法, 物理的特性, 機械的特性, 磁気的特性及び情報の規格様式について規定する。
この規格は, カセットの大きさが異なる 2 種類のカセットを規定し, 大きいカセットをタイプ L とし,小さいカセットをタイプ S とする。
この規格は, 情報交換当事者間で合意した“ 情報交換用符号” 及び“ ラベル及びファイル構成” の規格を用いることでシステム相互の情報交換に適用する。
備考 この規格の対応国際規格を, 次に示す。
なお, 対応の程度を表す記号は, ISO/IEC Guide 21 に基づき, IDT( 一致している), MOD( 修正している), NEQ( 同等でない) とする。
ISO/IEC 20061:2001, Information technology- data interchange on 12.65 mm wide magnetic tapecassette for information interchange- Helical scan recording- DTF-2 (IDT)
2. 適合性
2.1 磁気テープカセット この規格への適合性は, カセットのタイプを明示することとし, 次による。
- ケース及び未記録テープがタイプごとの 8.~ 10. のすべての要件に適合する
- テープへの記録が 11.~ 17. の要件に適合する
2.2 書込み装置 この規格への適合性は, どちらか, 又は両方のカセットのタイプを適用するかを明示することとし, 情報交換用磁気カセットに用いる書込み装置は, テープに記録するすべての記録がこの規格の必す( 須) 要件に適合するとき, この規格に適合する。 この規格への適合性は, 一つ以上の登録された圧縮アルゴリ ズムの採用の有無を明示し, 登録アルゴリ ズムを採用する場合はアルゴリ ズムの登録番号を明示しなければならない( ISO/IEC 11576 参照)。
2.3 読取り 装置 この規格への適合性は, どちらか, 又は両方のカセットのタイプを適用するかを明示 する。 情報交換用磁気カセットに用いる読取り装置は, この規格に適合する磁気テープ上の記録を処理で きることとし, 一つ以上の登録された圧縮アルゴリ ズムの採用の有無を明示し, 登録アルゴリ ズムを採用 する場合はアルゴリ ズムの登録番号を明示しなければならない。
3. 引用規格 次に掲げる規格は, この規格に引用されることによって, この規格の規定の一部を構成す
る。 これらの引用規格は, その最新版( 追補を含む。 ) を適用する。
JIS K 7127 プラスチック- 引張特性の試験方法- 第 3 部: フィ ルム及びシートの試験条件
備考 ISO 527-3 Plastics- Determination of tensile properties- Part 3: Test Conditions for films andsheets が, この規格と一致している。
ISO/IEC 11576 Information technology- Procedure for the registration of algorithms for the losslesscompression of data
IEC 60950-1 Information technology equipment- Safety- Part 1: General requirements SMPTE timecode C98.12: time and control code for video and audio tape for 52560 television system
4. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は, 次による。
4.1 絶対ブロック番号( absolute block number) 論理ボリ ュームの先頭から N番目のブロックを表す各ブロックに付与した番号。 最初のブロックは, 1 である。
4.2 交流消去( a.c. erase) 減衰する交流磁界を用いた消去。
4.3 アルゴリ ズム( algorithm) データの論理的表現を変換する一連の規則。
4.4 アペンドファイル( append file) 論理ボリ ュームのデータの最後( EOD) から付加した新しいファイル。
4.5 アペンドボリ ューム( append volume) カセットに記録した最後の論理ボリ ュームの後ろに付加した論理ボリ ューム。
4.6 平均信号振幅( average signal amplitude) 規定の記録密度で記録した磁気テープ上のミッシングパルスがない部分を長さ 1.40 mm 以上にわたって測定した再生ヘッドの平均ピーク( P-P) 出力電圧。
4.7 アジマス( azimuth) 磁束反転とトラックの中心線に垂直な直線との角度。
4.8 裏面( back surface) データの記録に使う磁性面の反対側のテープ面。
4.9 ビットセル( bit cell) トラックに記録する 1 チャネルビットの領域。
4.10 ブロック( block) 単独の書込み命令を実行したときにテープ制御装置に送るデータの集合。
4.11 ブロック管理テーブル( block management table) トラックセットのブロックを管理するトラックセット内のテーブル。
4.12 バイト( byte) 一単位として取り 扱うビット列。
4.13 カセット( cassette) 一組のリ ールに巻いた磁気テープを収納したケース。
4.14 圧縮データ( compressed data) データ圧縮アルゴリ ズムによって変換後ホストシステムに送り 出すデータの表現。
4.15 コントロールトラック( control track) 制御信号を記録するために使用するトラック。
4.16 磁束反転位置( flux transition position) テープ表面サーボに垂直な方向の磁束密度が最大となる点。
4.17 磁束反転間隔( flux transition spacing) 一つのトラックに沿って連続する磁束反転位置間の長さ。
- Previous:JIS T8023:2006 pdfダウンロード
- Next:JIS A0202:2008 pdfダウンロード