JIS R6216:2006 pdfダウンロード
JIS R6216:2006 pdfダウンロード。ナット付ディスク形及び ナット付リング形研削といし Inserted nut abrasive discs and inserted nut ring wheels
1 適用範囲
この規格は,JIS R 6111のアルミナ質研削材及び炭化けい素質研削材を使用したナット付ディスク形及びナット付リング形研削といし(以下,研削といしという。)について規定する。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS R 6001 研削といし用研磨材の粒度
JIS R 6111 人造研削材
JIS R 6211-5 結合研削材といし−寸法−第5部:立軸平面研削用及び対向二軸平面研削用研削といし
JIS R 6211-7 結合研削材といし−寸法−第7部:卓上及び床上グラインダにおける一般用研削といし
JIS R 6211-13 結合研削材といし−寸法−第13部:バーチカルグラインダにおけるばり取り用研削といし
JIS R 6240 研削といしの試験方法
JIS R 6241 研削といしの最高使用周速度
JIS R 6242 結合研削材といし−一般的要求事項
JIS R 6243 結合研削材といし−研削といしの静的平衡試験
JIS R 6244 結合研削材といし−寸法許容差及び振れ公差
3 明細項目
3.1 研削材の種類 研削といしに使用する研削材の種類及び記号は,JIS R 6242の6.6.1(研削材の種類)による。
3.2 研磨材の粒度 研削といしに使用する研磨材の粒度は,JIS R 6242の6.6.2(研磨材の粒度)による。
粗粒を使用する場合は,Fを省略して表示することができる。一般研磨用微粉を使用する場合は,Fを省略して表示してはならない。精密研磨用微粉を使用する場合は,#を省略して表示することができる。 3.3 結合度 研削といしの結合度は,JIS R 6242の6.6.3(結合度)による。
3.4 組織 研削といしの組織は,JIS R 6242の6.6.4(組織)による。
3.5 結合剤 研削といしに使用する結合剤の種類は,JIS R 6242の6.6.5(結合剤の種類)によるレジノイド結合剤(結合剤記号:B)又はマグネシア結合剤(結合剤記号:MG)とする。
3.6 用途による種類及び記号 研削といしの用途による種類及び記号は,表1による。
4 品質
4.1 外観 研削といしの外観には,割れ,ひび,かけ,きずなど,使用上支障のある欠点があってはならない。
4.2 形状・寸法及び寸法許容差 形状・寸法及び寸法許容差は,次による。
a) 研削といしの形状及び寸法は,JIS R 6242の箇条5(形状記号及びその呼び方)並びにJIS R 6211-5の3.5(36号ナット付ディスク形といし),
3.6(37号ナット付きリング形といし),JIS R 6211-7の3.5(36号ナット付ディスク形といし),3.6(37号ナット付リング形といし)及びJIS R 6211-13の3.3(36号ナット付ディスク形といし)による。
b) 研削といしの寸法許容差は,JIS R 6244の5.6[リング形及びディスク形研削といし(接着又は機械的取付け)並びにナット付リング形及びナット付ディスク形研削といし]による。
c) 研削といしの取付け精度は,すべてのナットにボルトを円滑に締め付けることができ,取外し後ナット埋込み部に突上げなどの異常があってはならない。
4.3 結合度 研削といしの結合度は,附属書Aによる。
4.4 平衡度 外径150 mm以上又は質量0.2 kg以上で,かつ,最高使用周速度が16 m/s以上で使用する研削といしの平衡度は,6.4によって試験したとき,おもりの質量(m2)が,JIS R 6243の4.(平衡度の最大許容値Ua)で計算したおもりの質量(ma)以下でなければならない。ただし,ばり取り用ディスク形研削といしに適用する。
4.5 安全度 研削といしの安全度は,JIS R 6242の6.5(安全度)による。
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