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JIS P8153:2006 pdfダウンロード

JIS 09-21
JIS P8153:2006 pdfダウンロード

JIS P8153:2006 pdfダウンロード。紙及び板紙−吸湿伸度測定方法− 第1部:最高相対湿度68 %までの吸湿伸度 Paper and board-Measure
1 適用範囲
この規格は,相対湿度を(33±2) %の平衡状態から(66±2) %の平衡状態に変えたときの紙及び板紙の吸湿伸度を測定する方法について規定する。 この規格は,ほぼすべての紙及び板紙に適用できるが,クレープ紙及び段ボールには適用しない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 8226-1:1994,Paper and board−Measurement of hygroexpansivity−Part 1: Hygroexpansivity up to a maximum relative humidity of 68 % (IDT) なお,対応の程度を表す記号(IDT)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,一致していることを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS P 8110 紙及び板紙−平均品質を測定するためのサンプリング方法
注記 対応国際規格:ISO 186,Paper and board−Sampling to determine average quality (IDT)
JIS P 8111 紙,板紙及びパルプ−調湿及び試験のための標準状態
注記 対応国際規格:ISO 187,Paper, board and pulps−Standard atmosphere for conditioning and testing and procedure for monitoring the atmosphere and conditioning of samples (MOD)
JIS P 8124 紙及び板紙−坪量測定方法
注記 対応国際規格:ISO 536,Paper and board−Determination of grammage (MOD)
3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1 吸湿伸度 (hygroexpansivity) 一定長さの紙及び板紙を,設定した低相対湿度の平衡状態から高相対湿度の平衡状態に加湿したときの長さの変化。この長さの変化は,紙及び板紙が相対湿度50 %で平衡になったときの長さに対する百分率で表す。
注記1 試験片の収縮は,負の吸湿伸度として評価する。
4 原理 測定に供するすべての試験片は,所定相対湿度よりも低い状態から所定相対湿度になるように,非常に低い相対湿度で前処理を行う。 具体的には,紙又は板紙の試験片は,規定温度(23 ℃±1) ℃で,荷重をかけないで相対湿度(22±3) %の前処理を行う。次に,相対湿度を(33±2) %及び(66±2) %にし,その後,試料坪量に合った荷重をかけて,それぞれの相対湿度間における長さの変化を測定する。長さの変化は,50 %相対湿度で測定した長さに対する百分率で表す。 5 装置及び器具 5.1 キャビネット キャビネットは,空気循環式で,JIS P 8111に規定する温度23 ℃±1 ℃に保持することができ,しかもキャビネット内全体が30分間以内に均一に,5.5によって測定した要求相対湿度に到達できるもの。
注記2 キャビネットは,23 ℃±1 ℃の温度に管理した環境中に設置するのが望ましい。
注記3 特段の注意を払って,温度変化が最小になるようにしないと,相対湿度生成の方法に関係なく,キャビネット内の湿度が変化する(0.4 ℃を超える温度変化は無視できない。)。
5.2 飽和塩溶液 5.5に従って測定する(22±3) %,(33±2) %及び(66±2) %の相対湿度は,附属書Aに規定する飽和塩溶液で作る。 注記4 もし同等の精度を得ることができるのであれば,要求相対湿度の生成は,別の方法を使用してもよい。
注記5 相対湿度50 %のときの初期長さ(7.1参照)は,JIS P 8111の推奨雰囲気で運転している調湿試験室にキャビネットを設置し,測定するのが望ましい。
5.3 つかみ具 キャビネット内に試験片を垂直につるすための上下のつかみ具は,試験片に荷重をかけない条件下で,つかみ具の内側の端面の距離を,設定値の1 mm以内(望ましくは100 mm±1 mm)にできるもの。試験片に所定の荷重(表1参照)をかけて引っ張ることができ,かつ,この張力を解放するときに,キャビネットを開けて荷重を取り外す必要がないものとする。

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