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JIS P8113:2006 pdfダウンロード

JIS 09-21
JIS P8113:2006 pdfダウンロード

JIS P8113:2006 pdfダウンロード。紙及び板紙−引張特性の試験方法− 第2部:定速伸張法 Paper and board-Determination of tensile properties- Part 2: Constant rate of elongation method
1 適用範囲
この規格は,定速伸張形引張試験機を用い,紙及び板紙の引張強さ,引張破断伸び及び引張エネルギー吸収量の測定方法,並びに比引張強さ,比引張エネルギー吸収量及び引張弾性率の計算方法について規定する。 この規格による試験は,必ず引張強さの測定を含む。その他の特性値の測定又は計算は,受渡当事者間の協定による。
この規格は,すべての紙及び板紙に適用し,引張破断伸びが試験装置の測定範囲内であれば,引張破断伸びが大きい紙にも適用する。
この規格は,段ボール原紙には適用するが,段ボールそのものには適用しない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 1924-2:1994,Paper and board−Determination of tensile properties−Part 2:Constant rate of elongation method(IDT) なお,対応の程度を表す記号(IDT)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,一致していることを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS P 8110 紙及び板紙−平均品質を測定するためのサンプリング方法
注記 対応国際規格:ISO 186,Paper and board−Sampling to determine average quality (IDT)
JIS P 8111 紙,板紙及びパルプ−調湿及び試験のための標準状態
注記 対応国際規格:ISO 187,Paper,board and pulps−Standard atmosphere for conditioning and testing and procedure for monitoring the atmosphere and conditioning of samples (MOD)
JIS P 8118 紙及び板紙−厚さ及び密度の試験方法
注記 対応国際規格:ISO 534,Paper and board−Determination of thickness and apparent bulk density or apparent sheet density (MOD)
JIS P 8124 紙及び板紙−坪量測定方法 注記 対応国際規格:ISO 536,Paper and board−Determination of grammage (MOD)
JIS P 8223 パルプ−試験用手すき紙−物理的特性の試験方法
注記 対応国際規格:ISO 5270,Pulps−Laboratory sheets−Determination of physical properties (MOD)
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1 引張強さ(tensile strength)
紙及び板紙を,規定の条件によって引っ張り,破断するまでの最大引張荷重を幅1 m当たりに換算した値。
3.2 比引張強さ(tensile index)
引張強さを,坪量で除した値。N・m/gで表示する。
3.3 引張破断伸び(stretch at break)
紙及び板紙を,規定の条件によって引っ張り,破断するまでの伸び。初期試験長さに対する百分率で表示する。
3.4 引張エネルギー吸収量(tensile energy absorption)
紙及び板紙を引っ張り,破断するのに要する単位面積(試験長さ×試験幅)当たりのエネルギー量。
3.5 比引張エネルギー吸収量(tensile energy absorption index)
引張エネルギー吸収量を,坪量で除した値。
3.6 引張弾性率(modulus of elasticity)
単位長さ当たりの伸びに対する単位面積当たりの引張荷重の比。
4 原理 試験片の引張荷重,及び必要な場合,伸びを測定する引張試験機を用い,規定の寸法の試験片を定速伸張で破断するまで引っ張る。最大引張荷重,及び必要な場合,そのときの伸びを記録する。 引張荷重及び伸びを連続記録できる装置の場合は,引張エネルギー吸収量及び引張弾性率についても試験できる。 比引張強さ及び比引張エネルギー吸収量は,得られた結果と試料の坪量とから求められる。

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