JIS G3503:2006 pdfダウンロード
JIS G3503:2006 pdfダウンロード。被覆アーク溶接棒心線用線材 Wire rods for core wire of covered electrode
1. 適用範囲
この規格は,主として軟鋼のアーク溶接に使用する溶接棒の心線の製造に用いられる線材(以下,線材という。)について規定する。
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 0320 鋼材の溶鋼分析方法
JIS G 0321 鋼材の製品分析方法及びその許容変動値
JIS G 0404 鋼材の一般受渡し条件
JIS G 0415 鋼及び鋼製品−検査文書
JIS G 3191 熱間圧延棒鋼とバーインコイルの形状,寸法及び質量並びにその許容差
3. 種類及び記号 線材は,2種類とし,その記号は表1による。
4. 化学成分 線材は,6. の試験を行い,その溶鋼分析値は,表1による
5. 外観及び寸法
5.1 外観 線材は,使用上有害な欠点があってはならない。
5.2 標準径 線材の標準径は,表2による。
6. 分析試験 分析試験は次による。
a) 線材の化学成分は,溶鋼分析によって求め,分析試験の一般事項及び溶鋼分析試料の採り方は,JIS G 0404の8. (化学成分) による。 b) 製品分析試料の採り方は,JIS G 0321の4. (分析用試料採取方法)による。
c) 溶鋼分析方法は,JIS G 0320の4.(溶鋼分析方法)による。製品分析方法は,JIS G 0321の5.(分析方法)による。
7. 検査 検査は次による。
a) 検査の一般事項は,JIS G 0404による。
b) 化学成分は,6. に規定する試験を行い,4. に適合しなければならない。
c) 外観及び寸法は,5. に適合しなければならない。
8. 表示
検査に合格した線材は,コイルごとに,次の項目を適切な方法で表示しなければならない。 なお,受渡当事者間の協定によって,次の項目の一部を省略してもよい。
a) 種類の記号
b) 溶鋼番号又はこれ以外の製造番号
c) 製造業者名又はその略号
d) 寸法(2)
注(2) 寸法の表し方は,JIS G 3191による。
9. 報告 JIS G 0404の13. (報告)による。ただし,注文時に特に指定がない場合は,検査文書の種類はJIS G 0415の表1(検査文書の総括表)の記号2.3(受渡試験報告書)又は3.1.B(検査証明書3.1.B)とする。
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