JIS A5041:2009 pdfダウンロード
JIS A5041:2009 pdfダウンロード。コンクリ ート用砕石粉 Crushed stone powder for concrete
1 適用範囲
この規格は,工場で岩石を破砕して乾式で砕石及び砕砂を製造する際に同時に発生する石粉を原料とし,必要に応じて分級及び/ 又は粒度調整して製造されるコンクリ ート用砕石粉( 以下, 砕石粉という。 ) について規定する。
2 引用規格
次に掲げる規格は, この規格に引用されることによって, この規格の規定の一部を構成する。 これらの引用規格は, その最新版( 追補を含む。 ) を適用する。
JIS A 1145 骨材のアルカリ シリ カ反応性試験方法( 化学法)
JIS A 1146 骨材のアルカリ シリ カ反応性試験方法( モルタルバー法)
JIS A 5005 コンクリ ート用砕石及び砕砂
JIS A 6201 コンクリ ート用フライアッシュ
JIS R 5201 セメントの物理試験方法
JIS Z 8801-1 試験用ふるい- 第 1 部: 金属製網ふるい
JIS Z 9015-0 計数値検査に対する抜取検査手順- 第 0 部: JIS Z 9015 抜取検査システム序論
3 品質
砕石粉の品質は, 箇条 5 によって試験を行い, 表 1 の規定に適合しなければならない。
4 アルカリ シリ カ反応性
砕石粉に用いる原石は, 5.6 によって試験を行い, JIS A 5005 の 3.2( アルカリ シリ カ反応性による区分)による区分が A のものとする。
5 試験方法
5.1 試料
試料は, 砕石粉の代表的なものを採取し, 合理的な方法で縮分する。 試料を保存する場合は, 防湿性の気密な容器に入れて保存する。
5.2 湿分試験
湿分の定量方法は, JIS A 6201 の 8.2( 湿分) による。
5.3 密度試験
密度の試験は, JIS R 5201 の 6.( 密度試験) に準じて行う。 ただし, 鉱油に代えて水を使用する。
5.4 フロー値比及び活性度指数試験
フロー値比及び活性度指数の試験は, JIS A 6201 の附属書 2 による。 ただし, 試料とあるのは砕石粉と置き換え, 圧縮強度試験を行う材齢は 28 日とする。
5.5 150 μm ふるい残分試験
150 μm ふるい残分の試験は, JIS R 5201 の 7.2( 網ふるい試験)による。 ただし, ふるいは, JIS Z 8801-1の付表 2 の公称目開き 150 μm とする。
5.6 アルカリ シリ カ反応性試験
アルカリ シリ カ反応性の試験は, JIS A 1145 又は JIS A 1146 による。
6 検査
6.1 検査ロット
検査のロットは, JIS Z 9015-0 又は受渡当事者間の協定によってその大きさを決定し, 合理的な抜取検査方法によって, 試料を抜き取り , 箇条 5 によって試験を行い, 箇条 3 及び箇条 4 の規定に適合したものを合格とする。
6.2 検査デ- タの保管
製造業者は, 検査によって得られた試験値の記録を所定の期間保管しなければならない。
7 表示
砕石粉の送り状には, 次の事項を表示しなければならない。
a) 製造業者名・ 工場名又はその略号
b) 原石の種類
c) 出荷年月日又はその略号
d) 質量
e) 納入先の会社名・ 工場名
8 報告
製造業者は, 購入者から要求があった場合には, 試験成績書を提出しなければならない。 試験成績書の標準様式は, 表 2 による。
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