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JIS A1911:2006 pdfダウンロード

JIS 09-21
JIS A1911:2006 pdfダウンロード

JIS A1911:2006 pdfダウンロード。建築材料などからのホルムアルデヒド放散測定方法 - 大形チャンバー法 Determination of the emission of formaldehyde for building materials and building related products – Large chamber method
1. 適用範囲 この規格は, 大形チャンバ- を用いて, 家具, 建築材料などから空気中へ放散するホルム アルデヒド量の測定方法について規定する。 なお, この規格は, 家具, 建築用ボード類, 壁紙, 床材など, 及びそれらの施工に用いる接着剤, 塗料 などに加え, これらを組み合わせた製品などに適用できる。
2. 引用規格 次に掲げる規格は, この規格に引用されることによって, この規格の規定の一部を構成する。 これらの引用規格は, その最新版( 追補を含む。 ) を適用する。
JIS A 1962 室内空気中のホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物の定量- ポンプサンプリ ングJIS K 0124 高速液体クロマトグラフィ ー通則
JIS K 0557 用水・ 排水の試験に用いる水
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
3. 定義, 記号及び単位 この規格で用いる主な用語の定義, 記号及び単位は, 次による。
3.1 定義
3.1.1 換気回数( air exchange rate) 単位時間当たりに大形チャンバーに供給された空気の体積( 換気量) を空の大形チャンバー容積で除した値。
3.1.2 換気量( ventilation rate) 単位時間当たりに大形チャンバーに供給された空気の体積。
3.1.3 試験体・ 試験片の表面積( surface area) チャンバー内で循環空気に常にさらされている試験体・試験片の表面積。
3.1.4 単位面積当たりの換気量( area specific ventilation rate) 試験体・ 試験片の単位表面積当たりの換気量。
3.1.5 単位個数当たりの換気量( unit specific ventilation rate) 試験体・ 試験片の単位個数当たりの換気量。
3.1.6 名目換気時間( nominal time constant) 換気回数の逆数。
3.1.7 局所空気齢( local age of air) 空気が給気口からチャンバー内の任意の点に移動するのにかかる時間。
3.1.8 平均空気齢( the mean age) チャンバー内空気の平均齢で, チャンバー内のすべての点に対する局所空気齢の平均値。
3.1.9 換気性能係数( coefficient of air change performance) 名目換気時間と平均空気齢との比。
3.1.10 風速( air velocity) チャンバー内で試験体・ 試験片の表面を流れる雰囲気空気の速度。
3.1.11 物質伝達率( mass transfer coefficient) 試験体・ 試験片とその表面を流れる雰囲気空気との間の対象物質の濃度差によって生じる物質移動の係数。
3.1.12 建築材料( building materials and building related products) 建築材料及び関連製品。
3.1.13 試験開始( test start) 大形チャンバー内部に試験体・ 試験片を設置した時点。
3.1.14 経過時間( 日)( time) 試験開始から空気捕集の開始時点までの時間( 日)。
3.1.15 空気捕集時間( sampling period) 捕集管などを用いて大形チャンバー出口からの空気を捕集する時間。
3.1.16 大形チャンバー( large chamber) 家具, 建築材料及び関連製品から放散されるホルムアルデヒドを測定するための条件を制御できる容器。
3.1.17 大形チャンバー濃度( large chamber concentration) 大形チャンバー出口で測定したホルムアル デヒドの濃度。 空気捕集時間中において, 大形チャンバーの排気口で採取されるホルムアルデヒドの総量 を空気捕集量で除した値。
3.1.18 バックグラウンド濃度( background concentration) 清浄な空気を供給し, 試験体・ 試験片を入 れないで測定したときの大形チャンバー濃度。
3.1.19 トラベルブランク( travel blank) 捕集管自体の汚染と開閉・ 輸送時における汚染を考慮するた めに, 空気捕集を除く すべての操作を行った捕集管のホルムアルデヒドの総量。
備考1. JIS A 1962 によるブランクカートリ ッジの代わり に用いる補正値。 大形チャンバー濃度及び バックグラウンド濃度を算出する場合に差し引く 。
2. 空気捕集を行った捕集管と同一ロットの捕集管を使用する。
3.1.20 試料負荷率( product loading factor) 試験体・ 試験片の個数又は表面積と, 大形チャンバー容積との比。
3.1.21 回収率( recovery) 単位時間中に大形チャンバーに供給される既知のホルムアルデヒドの総量で,同一の単位時間中に大形チャンバーから排出される空気中のホルムアルデヒドの総量を除した値。
3.1.22 放散速度( emission factor: EF) 試験開始時点から規定する経過時間において, 単位時間当たりに放散されるホルムアルデヒドの質量。
備考1. この規格では, 単位個数当たりの放散速度 EF u 及び単位面積当たりの放散速度 EF a を適用する。
2. その他の異なる必要条件に基づく 放散速度も定義することができる。 例えば, 単位長さ当たりの放散速度 EF l , 単位体積当たり の放散速度 EF v などがある。
3.1.23 サンプル( sample) 建築材料及びそれらの組み合わされた製品又はその一部で母集団からその特性を調べる目的で取ったもの。

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