JIS A1102:2006 pdfダウンロード
JIS A1102:2006 pdfダウンロード。骨材のふるい分け試験方法 Method of test for sieve analysis of aggregates
1. 適用範囲 この規格は, コンクリ ートに用いる骨材( 1 ) のふるい分け試験方法について規定する。
注( 1 ) 構造用軽量骨材を含む。
備考 この規格の対応国際規格を, 次に示す。
なお, 対応の程度を表す記号は, ISO/IEC Guide21 に基づき, IDT( 一致している), MOD ( 修正している), NEQ( 同等でない) とする。
ISO 6274:1982, Concrete- Sieve analysis of aggregates (MOD)
2. 引用規格 次に掲げる規格は, この規格に引用されることによって, この規格の規定の一部を構成す る。 これらの引用規格は, その最新版を適用する。
JIS Z 8801-1 試験用ふるい―第 1 部: 金属製網ふるい
備考 ISO 3310-1, Test sieves- Technical requirements and testing- Part 1: Test sieves of metal wire cloth からの引用事項は, この規格の該当事項と同等である。
3. 器具
3.1 はかり 細骨材用のはかり は目量 0.1g, 粗骨材用のはかりは目量 1g 又はこれより小さいものとする。
3.2 ふるい ふるいは, JIS Z 8801-1 に規定する公称目 開きが 75µm, 150µm, 300µm, 600µm 及び1.18mm, 2.36mm, 4.75mm, 9.5mm, 16mm, 19mm, 26.5mm, 31.5mm, 37.5mm, 53mm, 63mm, 75mm,106mm( 2 ) の金属製網ふるいとする。 他の寸法のふるいは, JIS Z 8801-1 から選ぶ。
注( 2 ) これらのふるいは, それぞれ 0.075mm, 0.15mm, 0.3mm, 0.6mm 及び 1.2mm, 2.5mm, 5mm,10mm, 15mm, 20mm, 25mm, 30mm, 40mm, 50mm, 60mm, 80mm, 100mm ふるいと呼ぶ ことができる。
3.3 ふた及び受皿 ふた及び受皿は, しっかり と締まるものを使用する。
3.4 乾燥機
乾燥機は, 排気口のあるもので, 105± 5℃に保持できるものとする。
4. 試料
4.1 試料の採取 試験しようとするロットを代表するように骨材を採取し, 四分法又は試料分取器によ って, ほぼ所定量となるまで縮分する。
4.2 試料の乾燥 分取した試料を 105± 5℃で一定質量となるまで乾燥させる。 乾燥後, 試料は室温ま で冷却させる。 4.3 試料の質量 試料の最小乾燥質量は, 粗骨材の場合, 使用する骨材の最大寸法( ミリ メートル表 示) の 0.2 倍をキログラム表示した量とする。 細骨材の場合, 1.2mm ふるいを 95%( 質量比) 以上通過 するものについての最小乾燥質量を 100g とし, 1.2mm ふるいに 5%( 質量比) 以上とどまるものについ ての最小乾燥質量を 500g とする。 ただし, 構造用軽量骨材では, 上記の最小乾燥質量の 1/2 とする。 5. 試験方法 試験方法は, 次による。
a) 試料の質量を細骨材は 0.1g, 粗骨材は 1g まで測定する。
b) 試料は, 3.2 に規定するふるいのうち, 骨材のふるい分け試験の目的に合う組合せの網ふるいを用い て, ふるい目の粗いふるいから順番にふるい分ける。 また, 機械によってふるい分ける場合は, 受皿 の上にふるい目の細かいふるいから順番に積み重ね, 最上部に試料を置き, 必要に応じてふたをして ふるい分ける。
c) ふるい分けは, 手動又は機械によって, ふるいに上下動及び水平動を与えて試料を揺り 動かし, 試料 が絶えずふるい面を均等に運動するようにし, 1 分間に各ふるいを通過するものが, 全試料質量の 0.1%以下となるまで作業を行う。
d) 機械を用いてふるい分けた場合( 3 )は, 更に手でふるい分け, 1 分間の各ふるい通過量が上記の値より 小となったことを確かめなければならない。
注( 3 ) 機械ふるいを用いてふるい分け中に粉砕される可能性があると判断される骨材は, 機械を用い てふるい分けてはならない。
e) ふるい目に詰まった粒は, 破砕しないように注意しながら押し戻し, ふるいにとどまった試料とみな す。 どのような骨材でも, 手で押して無理にふるいを通過させてはならない。 ただし, 大きめの粒子 は, 手で置く ようにして向きを変えて個々の孔に当て, 通過するものはふるいを通過する試料とみな す。
f) 5mm より 小さいふるいでは, ふるい作業が終わった時点で, 各ふるいにとどまるものが次の値を超 えてはならない。
各ふるいの中のどれかが, この量を超える場合は, 次の二つの方法のうち一つを行う。
1) その部分の試料を, 規定した最大質量より 小さく なるように分け, これらを次々 にふるい分ける。
2) 5mm のふるいを通過する試料を試料分取器, 又は四分法によって縮分し, 縮分した試料についてふるい分けを行う。
g) 連続する各ふるいの間にとどまった試料の質量を細骨材は 0.1g , 粗骨材は 1g まで測定する。 連続する各ふるいの間にとどまった試料の質量と受皿中の試料の質量の総和は, ふるい分け前に測定した試料の質量と 1% 以上異なってはならない。
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