JIS B2803:2007 pdfダウンロード
JIS B2803:2007 pdfダウンロード。フック Hooks
1. 適用範囲
この規格は,巻上機,クレーン,つり具などに使用する片フックのシャンクフック,アイフック及びロッキングフック(以下,フックという。)について規定する。 この規格の対応国際規格ISO 7597に規定するアイフックは,附属書2による。 備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。 ISO 7597:1987 Forged steel lifting hooks with point and eye for use with steel chains of grade T(8)(MOD)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0148 巻上機−用語
JIS G 0565 鉄鋼材料の磁粉探傷試験方法及び磁粉模様の分類
JIS Z 2343-1 非破壊検査−浸透探傷試験−第1部:一般通則:浸透探傷試験方法及び浸透指示模様の分類
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0148による。
4. 種類 フックの種類は,次による。
a) フックは,形状によって,シャンクフック (S) 及びアイフック (E) とする。
b) フックの種類は,フックの形状,フック番号及び等級によって,表1による。
c) 等級8のロッキングフックは附属書3による。
5. 性能
5.1 使用荷重 使用荷重は,表2又は附属書1による(1)。 注(1) 使用する頻度が高い場合,衝撃力が作用する場合,及び低温度,高温度,腐食雰囲気など特殊な状態で使用する場合は,安全性を考慮した荷重で使用しなければならない。 備考 フックの使用荷重が10 t以上のフックでは,フックの使用荷重及びプルーフロードについて表2の代わりに,附属書1表1のものを適用してもよい。
5.2 プルーフロード フックは,表2又は附属書1に規定するプルーフロードを加えた状態で,異常があってはならない。プルーフロードを加えた後のフックの口の開きの永久変形量は,10.1に規定する方法によって試験したとき,0.25 %以下で,フックの各部に,き裂及び永久変形があってはならない。
5.3 静的強さ フックは10.2に規定する方法によって試験したとき,表2のプルーフロードの2倍以上の引張荷重に耐えなければならない。
5.4 疲れ強さ フックは10.3に規定する方法によって試験したとき,繰返し数20 000回に耐えなければならない。 備考 疲れ強さは,使用荷重10 t以下のフックに適用する。
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