JIS T0922:2007 pdfダウンロード
JIS T0922:2007 pdfダウンロード。高齢者・ 障害者配慮設計指針- 触知案内図の情報内容及び形状並びにその表示方法 Guidelines for older persons and persons with disabilities- Information content, shapes and display methods of tactile guide maps
1 適用範囲
この規格は, 不特定多数の人が利用する施設・ 設備及び移動空間を視覚障害者が安全で, かつ, 円滑に移動できるように, 施設・ 設備及び移動空間の位置情報を提示する触知案内図の情報内容及び形状並びにその表示方法について規定する。
2 引用規格
次に掲げる規格は, この規格に引用されることによって, この規格の規定の一部を構成する。 これらの引用規格は, その最新版( 追補を含む。 ) を適用する。
JIS T 0901 視覚障害者の歩行・ 移動のための音声案内による支援システム指針
JIS T 0921 高齢者・ 障害者配慮設計指針- 点字の表示原則及び点字表示方法- 公共施設・ 設備
JIS T 9251 視覚障害者誘導用ブロック等の突起の形状・ 寸法及びその配列
JIS T 9253 紫外線硬化樹脂インキ点字- 品質及び試験方法
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は, 次による。
3.1
触知案内図
視覚障害者に対し, 屋内外の施設・ 設備及び移動空間の位置情報を凹凸がある線・ 面, 触知記号, 点字などによって触知できる案内図。 触知案内図には,施設などに設置する設置形及び持ち運べる冊子形がある。
3.2
触知記号
触知案内図において, 施設・ 設備の種類などを示す凹凸の記号。
3.3
墨字
点字に対して, 鉛筆, ペンなどで書いたり 印刷した文字。
3.4
触読性
点字, 触知案内図などに手指で触れた場合の認知のしやすさ。
3.5
表題
触知案内図の内容を簡潔に示した点字による見出し。
3.6
解説文
触知案内図の概要, 注意事項, 図の見方などを解説した点字による文。
3.7
凡例
触知図形に用いられる触知記号及び/ 又は点字の略字を箇条書きで説明したもの。
3.8
触知図形
凹凸のある線・ 面, 触知記号, 点字などで構成される図形。
4 触知案内図上に表示する情報内容
4.1 触知案内図の構成
触知案内図の構成は, 次による。
a) 表題
b) 解説文 冊子形では, 別掲することができる。 触知案内図の内容解説を必要としない触知案内図の場合には, 省略することができる。
c) 凡例 触知記号が説明を必要としないものだけの触知案内図の場合及び/ 又は点字の略字を使わなかった触知案内図の場合には, 省略することができる。
d) 触知図形
4.2 情報項目の原則
情報項目の原則は, 次による。
a) 触知案内図に表示する情報は, 触読性を考慮し, 視覚障害者に安全で円滑な移動を支援する情報項目を優先して表示することが望ましい。
b) 同一範囲を表示した視覚によって見る案内図がある場合には, 相互の表示内容に関連性をもたせなければならない。
c) 触知案内図には, 墨字を併記することができる。
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