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JIS G0587:2007 pdfダウンロード

JIS 09-22
JIS G0587:2007 pdfダウンロード

JIS G0587:2007 pdfダウンロード。炭素鋼鍛鋼品及び低合金鋼鍛鋼品の 超音波探傷試験方法 Method for ultrasonic examination for carbon steel and low alloy steel forgings
1 適用範囲
この規格は,厚さ20 mm以上及び外径部の曲率半径が50 mm以上の炭素鋼及び低合金鋼の鍛鋼品(以下,鍛鋼品という。)の,パルス反射法を用いた基本表示の超音波探傷器による超音波探傷試験(以下,試験という。)方法について規定する。 なお,ステンレス鋼鍛鋼品については,超音波の減衰を考慮した上で,試験要領について受渡当事者間で合意した場合は,この規格を準用して探傷することができる。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0601 製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状:輪郭曲線方式−用語,定義及び表面性状パラメータ
JIS G 0431 鉄鋼製品の非破壊試験技術者の資格及び認証 JIS K 2238 マシン油
JIS Z 2300 非破壊試験用語
JIS Z 2305 非破壊試験−技術者の資格及び認証
JIS Z 2345 超音波探傷試験用標準試験片
JIS Z 2352 超音波探傷装置の性能測定方法
3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 2300によるほか,次による。
3.1 Q値 使用する超音波探傷器と超音波探触子とを組み合わせた状態で,周波数分析を行い,測定された中心周波数を帯域幅で除した値。
4 試験技術者 鍛鋼品の試験に従事する技術者は,JIS G 0431,JIS Z 2305若しくはそれらと同等の規格によって資格付けられる者,又はそれに相当する十分な知識,技能及び経験をもつ者で,かつ,試験の対象となる鍛鋼品の製造方法,発生するきずの性状及びその探傷について十分な知識及び経験をもつ者でなければならない。
5 超音波探傷装置 5.1 超音波探傷器 試験に用いる超音波探傷器は,次による。
a) 超音波探傷器は,パルス反射法による基本表示の表示器をもつものとし,1 MHz〜5 MHzの範囲の周波数で使用できるものとする。
b) 増幅直線性は,JIS Z 2352の4.1(増幅直線性)によって測定し,最大偏差が±3 %以内とする。
c) 時間軸直線性は,JIS Z 2352の4.2(時間軸直線性)によって測定し,最大誤差が±1 %以内とする。
d) ゲイン調整器は,1ステップが2 dB以下で,合計の調整量が70 dB以上のものとする。
e) 表示器は,表示される探傷図形が,明るい場所でも観察に支障のないように鮮明で,エコーの立上がり及び頭部は,特に鮮明で見やすいものとする。 f) 探傷器に取り付ける補助目盛板は,容易に着脱でき,視差による測定誤差が小さいものとする。 補助目盛板を必要としないデジタル探傷器においては,この限りではない。
5.2 垂直探触子 試験に用いる垂直探触子は,次による。
a) 振動子の形状は円形とし,公称直径は探触子の公称周波数に応じ,表1のものとする。ただし,( )内の範囲に示す公称直径の振動子を使用することができる。
b) 試験周波数は,公称周波数の85 %〜115 %の範囲とする。
c) 探触子のQ値は,使用する超音波探傷器と探触子との組合せで,1.8〜3.3の範囲とする。
d) 感度余裕値は,JIS Z 2352の4.3(垂直探傷の感度余裕値)によって測定し,30 dB以上とする。
e) 遠距離分解能は,JIS Z 2352の4.4(垂直探傷の遠距離分解能)に規定する垂直探傷の遠距離分解能測定用試験片RB−RA形試験片を用いて表示し,2 MHz以上の周波数において9 mm以下とする。
f) 軟質保護膜は,試験周波数に適合したものとする。

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