JIS E1123:2007 pdfダウンロード
JIS E1123:2007 pdfダウンロード。端部熱処理レール End hardened rails
1 適用範囲 この規格は,JIS E 1101に規定する普通レールの端部における頭部に熱処理を施した鉄道用レール(以下,レールという。)について規定する。
2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)には適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS E 1101:2001 普通レール及び分岐器類用特殊レール JIS G 0201 鉄鋼用語(熱処理)
JIS G 0404:2005 鋼材の一般受渡し条件
JIS G 0415:1999 鋼及び鋼製品−検査文書
JIS G 0559:1996 鋼の炎焼入及び高周波焼入硬化層深さ測定方法
JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験−試験方法
JIS Z 2246 ショア硬さ試験−試験方法
3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS G 0201及びJIS E 1101によるほか,次による。
3.1 定常硬化部 硬化層の深さが,ほぼ一定の部分。
3.2 逓減部 硬化層の深さ及び硬さが,漸減する部分。 3.3 軟化部
逓減部に隣接した,素材よりも軟らかい部分。
4 種類及び記号 レールの種類及び記号は,対応する普通レールの種類によって区分し,表1による。
5 品質
5.1 化学成分 レールの化学成分は,10.1によって試験を行ったとき,JIS E 1101:2001の5.(化学成分及び機械的性質)の1類の規定に適合しなければならない。
5.2 機械的性質 熱処理素材のレールの引張強さ,伸び及び硬さは,10.2及び10.3によって試験を行ったとき,JIS E 1101:2001の5.(化学成分及び機械的性質)の1類の規定に適合しなければならない。
5.3 レール硬化層の品質
5.3.1 レール頭頂部の表面硬さ レール熱処理部の頭頂部における定常硬化部の表面硬さは,10.6.1によって試験を行ったとき,ショア硬さ45〜51 HSとする。
5.3.2 レールの断面硬化層の形状及び寸法 レール熱処理部の横断面及び縦断面における硬化層の形状及び寸法は,10.6.2によって試験を行ったとき,図1のとおりとする。レール熱処理部の定常硬化部の範囲は,最大硬化深さの80 %までの硬化部分とする。
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