JIS B6251:2004 pdfダウンロード
JIS B6251:2004 pdfダウンロード。立て軸角テーブル形平面研削盤−精度検査 Machine tools−Test conditions for surface grinding machines with vertical grinding wheel spindle and reciprocating table−Testing of the accuracy
1. 適用範囲
この規格は,JIS B 6191に基づいて,普通精度のはん(汎)用立て軸角テーブル形平面研削盤の静的精度及び工作精度の検査方法並びにそれぞれの検査事項に対応する許容値について規定する。
この規格は,固定又は回転テーブルをもつ平面研削盤,及びといし軸頭の立て送りをもつ平面研削盤には適用しない。 この規格は,機械の精度検査だけを取扱い,通常,精度検査の前に行う機械の運転試験(振動,異常騒音,構成部のスティックスリップなど)又は機械の特性試験(といし軸回転速度,送り速度など)には適用しない。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。 なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 1985:1998,Machine tools−Test conditions for surface grinding machines with vertical grinding wheel spindle and reciprocating table−Testing of the accuracy (MOD)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 6191 工作機械−静的精度試験方法及び工作精度試験方法通則 備考 ISO 230-1:1996 Test code for machine tools−Part 1: Geometric accuracy of machines operating under no-load or finishing conditionsからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
3. 一般事項
3.1 測定単位 長さ,長さの偏差及び許容値は,ミリメートルで表す。角度は,度(゜)で表し,角度の偏差及び許容値は,通常,長さの比(例えば,0.00x/1 000)で表すが,マイクロラジアン(μrad)又は秒(″)で表してもよい。ただし,マイクロラジアンと秒との間には,次の関係がある。 0.010/1 000=10×10-6=10 μrad≒2″
3.2 JIS B 6191の参照 この規格を適用するに当たっては,特に検査前の機械の据付け,主軸及びそれ以外の運動部品の暖機運転,測定方法並びに測定器の精度については,JIS B 6191を参照する。検査項目がJIS B 6191の検査項目と対応する場合には,検査項目の備考欄には,その検査に関係する
JIS B 6191の参照番号を示す。
3.3 検査の順序 この規格に示す検査の順序は,必ずしも実際の検査の順序を示すものではない。測定器の取付け又は測定を容易にするために,検査は,任意の順序で行ってもよい。
3.4 実施する検査 機械を検査するときは,必ずしもこの規格に示されたすべての検査を行う必要はない。使用者は,製造業者との合意に基づいて,関心のある特性に関する検査を選択してもよいが,検査事項は,機械を発注するときに明確にしなければならない。
3.5 測定器 検査項目に示す測定器は,例として示したものである。同じ物理量が測定できる,これと同等以上の精度の測定器を使用してもよい。ダイヤルゲージの目量は,0.001 mmとする。
3.6 工作精度検査 工作精度検査は,仕上げ研削で行い,大きな研削力の発生する荒研削では行わない。
3.7 最小許容値 この規格とは異なる測定範囲に対する許容値を決めるときは,JIS B 6191の2.311を参照し,許容値の最小値を0.005とする。
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