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JIS A1475:2004 pdfダウンロード

JIS 09-24
JIS A1475:2004 pdfダウンロード

JIS A1475:2004 pdfダウンロード。建築材料の平衡含水率測定方法 Method of test for hygroscopic sorption properties of building materials
1 適用範囲
この規格は,建築材料の平衡含水率の測定方法について規定する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 12571:2013,Hygrothermal performance of building materials and products−Determination of hygroscopic sorption properties(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 0202 断熱用語 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 9346,Hygrothermal performance of buildings and building materials−Physical quantities for mass transfer−Vocabulary(MOD) JIS A 1476 建築材料の含水率測定方法 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 12570,Hygrothermal performance of building materials and products−Determination of moisture content by drying at elevated temperature(MOD)
3 用語及び定義並びに記号及び単位
3.1 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 0202によるほか,次による。
3.1.1 吸湿 雰囲気から多孔質な建築材料(以下,材料という。)への平衡に達するまでの水蒸気の移動。
3.1.2 放湿 多孔質な建築材料から雰囲気への平衡に達するまでの水蒸気の移動。
3.1.3 平衡含水率 雰囲気の水蒸気を吸湿及び/又は放湿し平衡に達したときの蒸発可能な水分の質量,又は容積と材料の基準乾燥時の質量又は容積との比。質量比を平衡質量含水率,容積比を平衡容積含水率という。
3.1.4 基準乾燥 材質に変化を与えないように,JIS A 1476によって,105 ℃±2 ℃(材料の構造が105 ℃で変化しない材料の場合),65 ℃±2 ℃(材料の構造が65 ℃〜105 ℃で変化する材料の場合)及び40 ℃±2 ℃(40 ℃以上で結晶水又はガスの拡散によって特性が変化する材料の場合)の乾燥温度での乾燥。
3.1.5 平衡含水率曲線 ある温度における材料の平衡含水率とその雰囲気の相対湿度との関係を示す曲線。平衡含水率曲線には吸湿過程及び放湿過程の二つの曲線があり,それぞれを吸湿過程平衡含水率曲線及び放湿過程平衡含水率曲線という。
3.2 記号及び単位 記号及び単位は,表1による。
4 測定原理 平衡含水率は,次の二つの方法で設定したある相対湿度及び温度の雰囲気の中に試料を入れ,吸湿又は放湿によって平衡状態に達した試料の質量を測定し,試料の基準乾燥の質量又は容積を基準として求める。
a) ガラスなどの容器に入れた塩飽和水溶液による方法(これをデシケーター法という。)
b) 恒温恒湿槽のように機械的なチャンバーによる方法(これをチャンバー法という。) デシケーター法及びチャンバー法には,試料をあらかじめ基準乾燥状態にして雰囲気の水蒸気を吸湿する場合(吸湿過程)と試料をあらかじめ湿潤状態にして雰囲気に水蒸気を放湿する場合(放湿過程)とがある。
0 %〜100 %の間の相対湿度を適切な間隔で5点以上選び,各々の相対湿度での平衡含水率の値を結んで吸湿過程及び放湿過程の平衡含水率曲線で表すことができる。
5 試験装置
5.1 デシケーター法 測定装置の構成は,恒温室,恒湿容器(デシケーター),はかり及び温度測定器からなる。
5.1.1 恒温室 恒温室は,±0.5 K以下で温度制御が可能なものとする。温度設定は23 ℃とする。
5.1.2 恒湿容器(デシケーター) 恒湿容器は,次による。
a) ガラスなどの不透湿で耐食性のある材料とし,その底部に塩飽和水溶液を入れられるようにする。
b) 恒湿容器内の相対湿度の変化は,±2 %に維持できる気密度とする。
注記 参考として附属書JAに各種の恒湿容器(デシケーター)の例を示す。
5.1.3 はかり はかりは,質量測定が1 mgの桁までひょう量できるもの,又は試料質量の±0.01 %の精度でひょう量できるもののいずれか精度の高いほうを用いるものとする。 なお,ひょう量精度は,測定結果の精度と計量カップを含めた試料質量との比から決めることができる。
5.1.4 温度測定器 温度測定は,精度が,±0.1 Kの測定器を用いる。
5.2 チャンバー法 測定装置の構成は,恒温恒湿槽(チャンバー),はかり,温度測定器及び湿度測定器からなる。
注記 参考として附属書JBにチャンバーの例を示す。
5.2.1 恒温恒湿槽 チャンバー内の相対湿度は±3 %に,温度は±0.5 Kに制御ができるものとする。温度設定は23 ℃とする。
5.2.2 はかり 5.1.3と同様とする。
5.2.3 温度測定器 5.1.4と同様とする。
5.2.4 湿度測定器 相対湿度測定は,精度が±3 %の測定器を用いる。
6 試料
6.1 試料寸法 試料寸法は,材料を代表できる大きさとする。試料の質量は少なくとも10 g程度とするが,測定結果に影響を与えない限り早く平衡に達するために試料を小さくすることができる。その質量はひょう量精度によって決める。
6.2 試料個数 試料個数は,同一材料から3個採取する。また,試料のばらつきができるだけないような材料において,複数の相対湿度の設定で測定を並行して行う場合は,材料を代表できる試料を各相対湿度の設定に対してそれぞれ3個採取する。

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